茶園で人気のコーヒー栽培

茶園で人気のコーヒー栽培

【The Daily Star】モウロビバザール(Moulvibazar)県の茶園では、新たなビジネスとしてコーヒーに注目し、栽培が始まっている。

ラジナゴール(Rajnagor)郡にあるマティウラ茶園では、44エーカー(17.8ヘクタール)にコーヒーの苗木を植えた。

茶園のイバドゥル・ハック上級マネージャーによると、道端の土地やバンガローの周り、その他に、1万本のアラビア種のコーヒーを植えたという。

「私たちは実験的にコーヒー苗を植えましたが、果実はすでに成長し始めています」

政府が茶園でのゴム栽培を禁止していることに触れたハック氏は、コーヒーはゴムの代わりになるかもしれないという。

「私たちは茶栽培だけに頼ることはできません。コロナウイルス禍などで、茶の価格は急速に下落しています。そのため、コーヒーが経済的柱に育つ可能性があります」

ホック氏はバングラデシュにコーヒー加工場がないのは残念だとしたが、市場には明るい未来があるという。

コーヒーは生と粉砕したものの2つの方法で収穫する。生で収穫したものは飲む前に粉砕するが、粉砕されたコーヒーは主にインスタントコーヒーとして顧客に提供されるとした。

生コーヒーの需要は、バングラデシュ、海外の両市場でとても高い。また、コーヒーはエリート層向けであるのに対し、紅茶は主に下層階級の人が飲む傾向がある。

国内市場のコーヒー需要も、若者を中心に増加傾向にあるとホック氏。

1万本の苗は5年もので、来年2月末までに収穫できる。コーヒーは栽培者に新たな希望を与えると、ホック氏は話した。

モウロビバザール農業振興局のカジ・ファズルル・バリ副局長は、県内のコーヒー栽培は大きな可能性を秘めていると特派員に話す。

うまくいくかは品種や土壌、手入れ次第だが、県内でコーヒー栽培を普及させるため、農業改良普及員自身が必要な意見を出していると補足した。

Bangladesh News/The Daily Star Sep 7 2020
https://www.thedailystar.net/country/news/coffee-cultivation-gaining-popularity-among-tea-gardeners-1957081
翻訳:吉本

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