【The Daily Star】バングラデシュ独立後、ジュートは最も多く売上げた商品だ。だが、その恩恵を受けているのはジュート生産者ではなく、中間業者である。
中間業者は砂と水を混ぜてジュートを重くした後、国内市場で 1マウンド(約37㎏)あたり 4千～4200タカ(5286～5550円) で販売し、利益を上げている。
「国内市場への供給がとても少ないため、高価格になっています。収穫期、政府はインドへ大量に輸出しました。そのため、ほとんどの生産者はその時にすべてのジュートを売り払ってしまったのです」
ファリドプール(Faridpur）県ショドル(Sadar)郡カナイプール市場のジュート商人アナンダ・サハ氏は述べた。
「私は1993年からジュートに関わっています。今年のジュート価格は、これまでで最も高くなっています。欲張りな中間業者が砂と水を混ぜて製品を重くしているため、ジュート工場のオーナーや輸出業者が騙されているのです」
別の商人Mdココン・モトブバー氏は述べた。
「ジュートの成長は順調でしたが、水不足に苦戦しました。他の作物を栽培する資金を集めるため、栽培したジュートをすべて売らなければなりません。ジュートを全部売った後、中間業者が在庫としてため込んでいます。今では彼らの方が利益を得ています」
県内ナゴルコンダ(Nagarkanda)郡の生産者ファラク・モラー氏（41）は述べた。
別の生産者アチャマット・モラさん（34）は、利益が出ないため、多くの生産者はジュート栽培に興味を失ったと補足した。
Bangladesh News/The Daily Star Jan 20 2021
https://www.thedailystar.net/backpage/news/jute-price-soars-record-high-2030709
翻訳：吉本