パドマ橋開通は来年6月予定

パドマ橋開通は来年6月予定

【The Daily Star】政府は、パドマ橋プロジェクトの完成期限を2022年6月23日まで延長する提案を承認した。

計画省は4日、パンデミックの影響で進捗が遅れるとして期限延長を求めたバングラデシュ橋梁局(BBA)の提案を承認した。本来の期限は今年6月だった。

6月23日は与党アワミ連盟の創立記念日にあたる。

しかし、同省はプロジェクト費用は現在予定されている3019.3億タカ(3990億円)を超えないことは保証した。

MAマンナン計画相は本紙に対し、4日、提案書に署名したと語った。

「私は建設作業の映像を見ました。これは非常に重要なことですが、橋までの線路建設はほぼ完了しています」
マンナン氏はプロジェクトの期限までの完了に期待を寄せ、パンデミックが長引くようであればそれを受け入れ、すべての予防措置を取りながら作業を進めていくとした。

同省関係者によると、政府は橋が開通する日にマワ(Mawa)とバンガ(Bhanga)間の鉄道運行を開始する予定だという。

一方、来年6月までに鉄道リンクプロジェクト作業を完了させることには懐疑的な見方もある。

パドマ橋は不正疑惑により世界銀行などの国際金融機関が融資を中止したため、国の自己資金で建設している。

この6.15kmの橋の建設は2014年11月に始まった。ダッカと国内南西地方の21県を結び、国内総生産を1.2%押し上げる効果が期待される。

2層構造でスチールトラス複合橋のパドマ橋は、鉄道橋の上に4車線の高速道路を設置する。

プロジェクトはこれまで何度も期限が延長されてきた。BBAは、国の独立記念日である昨年12月に橋を開通させることを目指していたが、世界的なコロナパンデミックで予定通りいかなかった。

昨年5月、中国人技術者が現場に戻ってからはペースを取り戻したが、パドマ川の強い潮流が問題になり始めたと、プロジェクト関係者は述べた。

財務省資料によると、昨年11月時点の進捗状況はメインブリッジは91.5%、河川改修は76%で、リンク道路の建設は完了したという。

[鉄道リンクへの懐疑的な見方]

橋への鉄道線路の設置は10月に始まる予定だ。パドマ橋鉄道リンクプロジェクトの関係者によると、完成までに6カ月ほどかかるという。

作業を始めるには、BBAが鉄道請負業者に橋を引き渡す必要がある。だが、BBAが橋を引き渡すのは2月か3月になる可能性がある。その場合、バングラデシュ鉄道(BR)が6月中に作業を終えるのは難しいだろうと関係者は述べた。

BRはパドマ橋を経由してダッカとジョソールを鉄道で結ぶ。費用は3924.6億タカ(5186.1億円)で、全長169キロメートルになる。だが、ダッカからマワまでの進捗状況は依然として遅いままだ。

Bangladesh News/The Daily Star May 6 2021
https://www.thedailystar.net/frontpage/news/padma-bridge-deadline-now-2088921
翻訳編集:吉本

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