メトロ試運転今月中か

メトロ試運転今月中か

【The Daily Star】当局は、国内初のメトロ鉄道の試運転を今月中に行う可能性がある。

試運転では、システムの基本的な動作を確認する。

試運転後、当局は4~5駅間で車両を運行し、来年には正式にサービスを始める予定だ。

日程については、オバイドゥル・カデル運輸相が11日に発表する。

カデル氏は先月日本から運ばれた最初の車両を視察するため、ディアバリ(Diabari)にある車庫を訪問する予定だ。

8日、プロジェクト現場であるウッタラ(Uttara)北駅やウッタラセンター駅を訪問した記者は、数百人の労働者が試運転の準備をしているのを目撃した。

4月21日にダッカへ到着した第1編成は、迅速に進めたいプロジェクトにとって大きな進展となった。そして昨日、第2編成がモングラ港へ到着した。

プロジェクト実行機関のダッカ大量高速輸送社(DMTCL)のMANシディック社長によると、請負業者が車両テストを行っているため、まだ受け取っていないという。

車両テスト後、試運転などの総合試験が行われる予定だ。
「車庫内のすべての線路で試運転を行った後、高架橋でも行います。高層ビルにいる市民は試運転を目撃することができるでしょう」
試運転の具体的な開始時期は、カデル氏が発表するとした。

「上層部は今月中に試運転を始めたいと考えているようで、5月24日までに準備を完了するよう言われました」
匿名希望の関係者は述べた。

DMTCLの別の幹部は、プロジェクトに関わるインド人エンジニアがダッカへ到着できないため、遅れる可能性があるとした。

[賑わう建設現場]

待望のメトロ鉄道の建設現場は活気に満ちていた。

8日の正午頃、ウッタラ北駅では5~6人の作業員が線路の塗装を行っていた。

特派員が建設中の駅2階部分に上ったとき、作業員の1人は「3回目にして最後の塗装をしています」と述べた。3~4組の別の作業員は他の作業に追われている様子だった。1階では4つあるエスカレーターのうちの1つを設置していた。

線路上にワイヤーを張り巡らせたOCS(Overhead Catenary System:架空電車線)はすでに設置された。また、車庫内ではOCSの点検が行われていた。

ウッタラ中央駅でもエンジニアや作業員が忙しく動き回っていた。第1期工事区間(ウッタラ-アガルガオ間)では、2300人~2400人の作業員が働いている。

プロジェクトは国がコロナ第二波と戦っている中で行われているが、来年にはメトロ鉄道の時代を迎えることになりそうだ。

4月時点の工事進捗率は第1期工事区間で84.79%、第2期工事区間(アガルガオーモティジール)で59.78%、全体では63.26%となっている。線路などの設置や車両調達の進捗率は54.40%だ。

車庫内の52構造物のうち13カ所が完成するなど、4月時点でパッケージ進捗率は95%となっている。全20.10kmのうち14.4kmの高架橋が完成、第1期工事区間内には10.50kmの線路が敷設された。また、ターミナル内には20km以上の線路が敷設された。

物理的な作業は16駅で進み、第1期工事区間では少なくとも4つの駅で大幅な進展があった。

Bangladesh News/The Daily Star May 10 2021
https://www.thedailystar.net/frontpage/news/metro-rail-trial-run-month-2091037
翻訳編集:吉本

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