バイクで希望を届けます

バイクで希望を届けます

【The Daily Star】国が最も必要としている時、若者たちはこれまで何度も行動を起こしてきた。新型コロナウイルスが国境を越えて流行する今回、バゲルハット(Bagerhat)県ショドル(Sadar)郡チュルカティの8人の若者が地元の人の救助にあたっている。

彼らは5月1日から「チュルカティ酸素バンク」という24時間体制のサービスを開始、高騰する酸素ボンベが買えない重篤なコロナ患者に対応している。

ホットライン(01711309483)やFacebookページに寄せられたメッセージを受けたボランティアの2人が、酸素ボンベを持ってバイクに乗り込み、患者の家に駆けつける。

これまでショドル郡の他、モッレルゴンジ(Morrelganj)郡、ファキルハット(Fakirhat)郡、モングラ(Mongla)郡、隣接するクルナ(Khulna)県ルプサ(Rupsa)郡の患者に無料でサービスを提供してきた。

8人のボランティアのうちシャキブ・ハサン・ジョニーさん、カジ・レズワンさん、チョヨン・デブナスさんはすでに新型コロナに感染した。だが、恵まれない人に奉仕するという彼らの意思はくじけず、陰性判定後、すぐにボランティア活動を再開した。

「酸素バンク」の創設者の一人アリフ・ダリさんによると、酸素需要が増えて低価格の酸素の入手が難しくなったため、友人数人とこの活動をすることを決めたという。

彼らはまず、医師から酸素ボンベの扱い方や必要な器具についてのトレーニングを受け、3万4千タカ(4万4929円)を集めて酸素供給装置2セットとボンベを購入した。

アリフさんによると、3本のボンベはクルナで1本150タカ(198円)で補充し、ボンベの往復輸送料に1千タカ(1321円)支払っているという。

ランプル郡技術局の職員でコロナに感染して生き残ったシャキルさんは、酸素バンクのボランティアを送り、命を救ってくれた神に感謝していると述べた。

モッレルゴンジ郡のコロナ患者シポンさんの親戚ラリマ・オーサンさんは、シポンさんが酸素を切実に必要としていたとき、酸素バンクに連絡したという。
「連絡すると、すぐ酸素を持ってきてくれたチュルカティ酸素バンクとそのボランティアに感謝しています」

創設者の一人で酸素バンクのコーディネーターでもあるジャカリア・ホセイン・シャワンさんは、ボランティアの勇気ある行動と心優しい人々の寄付により、これまで地域の人々へ貴重なサービスを継続することができたと述べた。

「富裕層がこの活動に参加してくれれば、より多くの重症患者に手を差し伸べることができるでしょう」

Bangladesh News/The Daily Star Jun 25 2021
https://www.thedailystar.net/country/news/they-deliver-hope-bike-2117733
翻訳編集:吉本

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