ロックダウンなの?

ロックダウンなの?

【The Daily Star】新型コロナウィルスの感染者と死者が増加する中、ダッカをはじめとする各地の通りでは、一般歩行者や車両の移動が日を追うごとに増加し続け、「厳格なロックダウン」が緩んでいるように見える。

この2週間、国内では1日に200人近い死者が出ている。だが、多くの国民が健康規則を無視し、市街地の通りは人や車で混雑している。

14日間の「厳格なロックダウン」の7日目、29日も同様だった。

悪天候にもかかわらず、多くの人が正当な理由もなくうろうろしている姿が見られた。また、通りを走る自家用車の数は大幅に増加していた。

政府による規制で、公共交通機関は運休している。

朝、オフィスへ出勤する市民は、リキシャやバイク、自家用車で移動していた。長い距離を歩く人も多くいた。

モハンマドプール(Mohammadpur)からモティジール(Motijheel)に通勤するサービス業のシャムスディン・アンワール氏は、この6日間でこれほど多くの自家用車を見たことはなかったと話した。

ビジョイ・サラニ地区に駐在する交通監視員によると、イード明けに銀行やその他の緊急サービスが再開されたため、25日から通りの車両数が増加したという。

「我々はランダムに車両をチェックし、家を出る正当な理由を示さなかった者には罰金を科しています。また、ロックダウンのルールに違反した多くの市民を告発しています」

警察、緊急行動隊(RAB)、国境警備隊(BGB)、陸軍などが、市内主要地点に駐在所を設置して車両をチェックしていた。だが、複数の検問所の監視は甘かった。

一方、警察は29日、正当な理由なく屋外にいたとして568人を拘束、移動式法廷は206人の個人と店舗に合計34万タカ(43.9万円)の罰金を科した。

ダッカ警視庁交通課は431人の運転手に合計99.7万タカ(128.8万円)の罰金を科した。

制限があったにもかかわらず、故郷に帰省していた数百人もの帰省客やサービス業の人たちが、さまざまな入口や交通手段でダッカに入り続けている。

彼らは荷物とともに、ガブトリ(Gabtoli)やトンギ(Tongi)シャニラクラ(Shanirakhra) 、ジャトラバリ(Jatrabari)からダッカへ帰ってきた。中には迂回し、歩いて目的地へ向かう者もおり、多くの者が警察の取り調べを受けた。

一方、悪天候にもかかわらず、数百人がドウラトディア(Daulatdia)-ポトゥリア(Paturia)、バングラバザール(Bangla Bazar)-シムリア(Shimulia)間のフェリーでパドマ川を渡った。

だが、バングラバザール-シムリア間のフェリーは正午から3時間、悪天候で運行を停止した。そのため、少なくとも600台の車両が待機していた。

フェリーは19隻あるが、そのうち7隻が運航していた。

シムリアターミナルでは、政府機関の偽ステッカーを貼った自家用車に1万タカ(1.3万円)の罰金が科せられた。フェリーで川を渡ろうとしていた乗客のうち3人は送り返された。

バングラバザールでは、フェリーの運航を停止しているにもかかわらず、ダッカ行きの乗客がフェリーに殺到した。ムンシゴンジ(Munshiganj)側にいた特派員によると、誰も健康規則に注意を払っていなかったという。

ドウラトディア-ポトゥリア間フェリーは18隻中6隻が運航していたが、同じような光景が見られた。

Bangladesh News/The Daily Star Jul 30 2021
https://www.thedailystar.net/health/disease/coronavirus/events-who/lockdown/news/almost-if-there-no-lockdown-2140561
翻訳編集:吉本

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