食用油の消費が5年で20%増

食用油の消費が5年で20%増

【The Daily Star】パーム油生産国協議会(CPOPC)の調査によると、バングラデシュ人1人当たりの食用油の消費量は過去5年間で20%増加し、18.4キログラム(2020年)になった。

2016年の1人当たりの消費量は15.3キログラムだった。

CPOPCの報告書によると、現在、国内の油脂の年間消費量は303万トンで、そのうち92%は輸入で賄われているという。バングラデシュは2019-20会計年度に277.3万トン、21.2億ドル(2336.5億円)相当の食用油・油糧種子を輸入した。

「食用油の国内市場は20億ドル(2204億円)以上あり、国内にある25製油所は、現在の国内需要量のほぼ2倍、合計約557万トンの生産量がある」

2015年に222万トンだった食用油の消費量は4年間で39%増加し、2019年には308万トンに達した。だが、2020年の消費量はコロナパンデミックの影響で、1.6%減の303万トンとなった。

CPOPCは31日、「バングラデシュにおける食用油脂の消費動向」と題したウェブセミナーで、調査結果を発表した。

基調講演を行ったマレーシア・パーム油協議会の地域マネージャー(バングラデシュ・ネパール担当)AKMファクルル・アラム氏は、バングラデシュは国際的な食用油市場において重要な役割を果たしていると述べた。

食用油の国内市場は、過去20年間で年平均7~12%で成長してきた。だが、消費者価格や品質に対するニーズを考慮すると、国内総需要の約55~60%は輸入パーム油で賄われている。

アラム氏は、昨年は約164万トンのパーム油が輸入されたとし、このうち、一般家庭で約75万トン、パン屋で40万トン、その他産業で25万トン、各種レストランで24万トンが消費されたとした。

「パーム油輸出国は常にバングラデシュに注目しています。国民の70%がパーム油を使っていることで、国内需要を把握しようとしています」

Bangladesh News/The daily Star Sep 1 2021
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/edible-oil-consumption-rises-20pc-5-years-2165661
翻訳編集:吉本

#バングラデシュ #ニュース #食用油 #パーム油 #CPOPC #消費量