生徒の電子機器依存

生徒の電子機器依存

【THe Daily Star】最新調査によると、パンデミックの影響で、生徒の電子機器や携帯電話への依存度が高まっていることが明らかになった。68%が1日2~4時間を携帯電話をみて、9%が同じ時間をコンピューター画面の前で、8%が同じ時間をタブレット端末を見て過ごしていた。

「電子機器の使用がバングラデシュの中等教育機関の生徒に与える影響と有病率」と題された研究論文が10月1日、健康科学ジャーナルに掲載された。

2020年6~12月に国内21県の中等教育機関およびマドラサ(イスラム神学校)の生徒合計1803人を対象に行ったこの調査では、彼らの52%がうつ病を患っており、些細なことで怒りを爆発させていたことが明らかになった。

調査は、ダッカ大学、チッタゴン大学、チャトグラム医科大学、チャトグラム獣医動物科学大学、アジア女性大学、チッタゴン科学技術大学、サザン大学の研究者が共同で実施。過去1年間、このような依存が生徒の精神的・肉体的な健康状態を悪化させたと結論付けた。

2018年から2019年の調査では、生徒たちは発熱、皮膚病、下痢、咳など様々な健康問題に悩まされていたが、パンデミック中は腰痛や視覚障害、精神的問題、不眠症など、全く新しい健康問題に悩まされるようになった。

今回の調査では、70%の生徒は家の外で身体活動をする機会がなく、50%は室内ですら機会がないことも明らかになった。

一方、電子機器を使ってオンライン授業を受けている学生はわずか25%で、40%はアニメや映画を見るため、27%はソーシャルメディアにログインするため、17%はビデオゲームをするために電子機器を使っていた。

電子機器の依存度が最も高かったのは英語学校の生徒で、最も低かったのはチッタゴン丘陵地帯に住む先住民族だった。

調査団の代表は、ダッカ大学遺伝工学バイオテクノロジー学部のSMマウブブル・ラシド准教授が務めた。

ラシド氏は、今回の研究で、生徒が電子機器と過度に関わることでさまざまな健康問題に悩まされていることが明らかになったとし、この調査結果は憂慮すべきもので、保護者は電子機器への過剰な依存に注意すべきだと述べた。

Bangladesh News/The Daily Star Oct 6 2021
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/students-are-not-okay-2191806
翻訳編集:吉本

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