ブロードバンドネット急成長

ブロードバンドネット急成長

【The Daily Star】ここ数年、バングラデシュでは、ブロードバンドインターネット接続の需要が高まっている。

コロナパンデミックとそれに伴うホームステイの長期化により、教育やホームオフィス用のインターネット需要が高まり、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)は郡レベルまでサービスを拡大する。

バングラデシュ電気通信規制委員会(BTRC)のデータによると、今年6月までにISPは新規加入者を多く獲得、ユーザー総数は前年同期比17%増の1050万件と、過去最高を更新した。

BTRCはまだ最新データを公表していないが、大手インターネットサービスプロバイダーが農村部へのネットワーク拡大を目指していることから、固定(ブロードバンド)インターネットユーザー数は増加する見込みだ。

インター・ネット・サービス・プロバイダー協会(ISPAB)のイムダドゥル・ホック事務局長は、ユーザー数と使用量は増加していると述べた。

パンデミック後、ウイルス蔓延抑制のために政府が行った度重なるロックダウンにより、ホームオフィスやオンライン学習の需要が急増したため、サービスプロバイダーは契約者数を増加させた。2019年8月のブロードバンドインターネット契約者数は573.5万件だったから、この2年間で倍増したことになる。

ISPは2019年以前まで都市部が中心だったが、サービスを県レベルに拡大したことで、加入者数は増加し始めた。

「パンデミックで県レベルのインターネット需要に弾みがつき、そこにネットワークを拡大しました。大手ISPは来年には郡レベル、再来年にはユニオンレベルへ拡大する予定です」
ISPABのMAハキム会長は述べた。

一方、BTRCは、インターネット帯域幅の卸売業者であるインターナショナル・インターネット・ゲートウェイ(IIG)に対し、12月までに県レベルにオフィスを設置するよう要請した。

オフィスができれば、エンドユーザーのインターネット料金は下がり、ユーザー数は25%程度増加するだろうと、ハキム氏は述べた。

国内には2千のISPと37のIIGがある。

固定回線でのインターネット利用は増加している。ISPABのデータによると、6月末時点のインターネットの帯域幅使用量は2450ギガビット/秒(Gbps)で、1年前の1800Gbpsから33%増えたという。

このうち、ブロードバンド・インターネットの利用が最も多く、残りは携帯電話からの利用だった。

「昨年の4月、5月は異常な成長といえるほど大きな伸びを見せました」
ISPABのアーメド・ジュナイド副会長は、ネットワークが拡大すれば、私たちのビジネスも拡大するだろうと述べた。

Bangladesh News/The Daily Star Oct 11 2021
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/broadband-internet-users-drop-2195641
翻訳編集:吉本

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