【Financial Express】世界経済がコロナウィルスパンデミックの影響から回復の兆しを見せる中、バングラデシュは10月に月間輸出記録を更新する47.3億ドル(5396.8億円)の商品を出荷した。

9月も前年同月比37.99％増の41.6億ドル(4746.5億円)で過去最高を記録したが、10月は前年同月比60.37％増となった。

輸出促進局(EPB)が2日発表したデータによると、現会計年度当初の4カ月間（7～10月）における衣料品を中心とした海外売上高は、前年同期比22.62％増の157.5億ドル(1兆7970億円)だった。

全出荷額の80％以上を占める衣料品輸出額は、7～10月期に前年同期比20.78％増の126.2億ドル(1兆4399億円)となった。

「現在、衣料品の国際市場は堅調で、当社の受注も大幅に増加しています。今後数カ月間は好調を維持するものと思われます」
バングラデシュニットウェア製造輸出業者協会のモハムマド・ハテム会長は述べた。

ハテム氏によると、糸の価格が40％近く上昇した後に衣料品価格を再調整したことが、衣料品輸出の伸びに貢献したという。

「衣料品価格は新たな再調整で少なくとも20％の上昇が必要です。そのレベルには達しませんでしたが、価格は幾分か上がりました」

「中国とベトナムは複数のトラブルに直面しています。一部の注文はそこからバングラデシュへ移ってきています」
ハテム氏は、堅調な成長を維持させるために政府の政策支援を求めた。

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10月輸出額47.3億ドルに急増