滞留時間短縮で7%輸出増

滞留時間短縮で7%輸出増

【Financial Express】13日、世界銀行(WB)の輸送部門の専門家は、バングラデシュの輸送や物流の改善が輸出量の大幅な増加につながると述べた。

タチアナ・ペラルタ氏は、チッタゴン港での滞船時間が1日短縮されれば、輸出は7.4%増加するとした。また、国内の物流コストを17%削減しても輸出が7.4%増加すると述べた。

さらに、ハイウェイの最低速度を時速40キロに改善することで、輸出が3.7%増加するとした。

ペラルタ氏はBUILDと内閣府(PMO)が共催したバーチャル会議で基調講演を行い、この3つを達成することで輸出は約19%増加すると述べた。

会議はPMOのMdトファッゼル・ミア秘書官とバングラデシュの官民対話プラットフォームBUILDのアブル・カセム・カーン会長が共同議長を務めた。

ペラルタ氏はバングラデシュの貿易競争力と輸出成長を高めるための物流コストの削減方法について講演、このような貧弱な物流の背景には、効率的な港湾インフラの欠如があると指摘した。

また、物流が改善されれば貿易量の増加、輸出品目の多様化、外国からの投資、国の経済成長の促進につながるとし、在庫維持費は物流費の17~56%を占めていると述べた。そのうえで、チャトグラム県以外にコンテナ貨物ステーションを建設することを提案した。

カーン氏はスピーチの中で、発展途上国は物流改善のためにGDPの9.0~10%を投資しているとし、中国、インド、ベトナムの成功例は物流分野の成功事例として際立っていると述べた。

そのうえで、物流を優先度の高い重点分野とし、国内外からの投資を誘致するよう提案した。また、バングラデシュの物流システムのボトルネックを解消するための構造改革を求めた。

ダッカ商工会議所のリズワン・ラーマン会頭は、産業政策に部門として物流を含めること、空港・海港・鉄道の民営化、投資を呼び込むための工業の分散化促進、物流政策を準備するための特別調達法の制定などを提案した。

チッタゴン商工会議所(CCCI)のマウブーブル・アラム会長は、チャトグラムではコンテナトラックのインーアウト時間に関する政策がないと述べた。
「中央トラックターミナルを設置すれば、バングラデシュ最大のチッタゴン港の混雑を緩和できるかもしれません」
アラム氏は道路への過度の依存を減らすため、水路でのつながりを提案した。

BUILDのフェルダス・アラ・ベガムCEOらも意見を述べた。

Bangladesh News/Financial Express Nov 14 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/one-day-dwell-time-reduction-at-chittagong-port-to-increase-exports-by-over-70pc-wb-official-1636856704
翻訳編集:吉本

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