投資サミットで27億㌦の提案

投資サミットで27億㌦の提案

【Financial Express】バングラデシュ投資開発庁(BIDA)は29日、2日間にわたって開催された国際投資サミット2021において、27億ドル(3073.6億円)相当の投資提案を受けたと発表した。

BIDAのシラズル・イスラム長官が一連のイベントの閉会式で明らかにした。

イスラム氏は、サウジアラビアのエンジニアリング・ダイナミクス社が、肥料、製紙工場、砂糖加工の分野に15億ドル(1707.5億円)の追加投資を行うと発表した。また、石油化学分野にも1億5000万ドル(170.8億円)の投資を行うという。

その他、2つの企業がそれぞれ5千万ドル(56,9億円)と2千万ドル(22.8億円)の投資を、さらに別の企業がIT部門に1500万ドル(17.08億円)の投資を提案したという。

HMモスタファ・カマル財務相も挨拶に立ち、「あなたのお金は安全です。ここには莫大なビジネスチャンスがあります」と、世界の起業家にバングラデシュへの投資を呼びかけた。また、最近の経済状況を紹介しながら、2041年までに世界で最も豊かな国の一つになることを目標にしていると述べた。

さらに外国人投資家に対し、輸出産業に対する100%の利益還流、輸入関税の100%免除など、多くのインセンティブを提供していると補足した。

シェイク・ハシナ首相の民間産業・投資問題顧問のサルマン・F・ラフマン氏は今回のサミットの目的の1つに、新しいバングラデシュを世界の主要な投資先として紹介することにあったとした。

来日中のサウジアラビアのサラフディン・ビン・ナセル・アルジャセル運輸相は、今回のイベントはシェイク・ハシナ首相の強力なリーダーシップのもと、雇用機会を創出し、経済成長を安定させるためにバングラデシュが行っている経済改革を進めるものだとし、「このイベントは国際的な投資家に大きなチャンスももたらしました」と述べた。

閉会式では、バングラデシュPPP局とサウジアラビア運輸省との間で交わされた共同声明が読み上げられた。その中には、サウジアラビア企業の紅海ゲートウェイ(Red Sea Gateway)社が、バングラデシュの様々な分野に投資するという提案が含まれていた。

BIDAのセリマ・アーメッド理事は、バングラデシュがアジアの次の投資ハブになることを期待していると述べた。

結びのセッションでは、バングラデシュ輸出加工区庁(BEZA)とカルナフリ・ドライ・ドック経済特区との間で協定が結ばれた。

また、北ダッカ市(DNCC)のアティクル・イスラム市長は、有利な投資機会となるシティ・ボンドを導入すると述べた。

Bangladesh News/Financial Express Nov 29 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladesh-receives-investment-proposals-worth-27b-during-two-day-summit-1638202472
翻訳編集:吉本

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