FDI 最大3倍増の見通し

FDI 最大3倍増の見通し

【Financial Express】首相の民間企業・投資顧問のサルマン・F・ラーマン氏は、バングラデシュへの外国直接投資(FDI)が今後数年のうちに2~3倍に増加するとの見通しを示した。

サルマン氏は6日、世界銀行南アジア地域担当副総裁のハートウィグ・スカファー氏を代表とするハイレベル代表団とバングラデシュ投資開発庁(BIDA)で会合した際、期待を込めた見通しを表明した。

BSS報道によれば、会合ではバングラデシュにおける貿易・投資機会の拡大や資本市場の発展など、さまざまな課題について話し合われた。

ハートウィグ氏は、過去10年間にバングラデシュが達成した包括的な成長を高く評価したうえで、バングラデシュのGDP-FDI比率の低さに言及した。

サルマン氏はこれに対し、過去10年間、この比率は安定していると代表団に伝えた。
「GDPの規模が年々大きくなっているので、FDIの流入も増えています」

また、政府が行っている政策、電力産業の空前の成長、農業のアグリビジネス化、外国からの直接投資や国内投資を促進するための100カ所以上の経済特区の設置、無計画な開発からの耕作地保護などについて説明した。

それらには、第4次産業革命のニーズに対応するためのスキルを持った人材育成を目的とした国家技能開発局の設立、全国的にデジタル接続性を高めるITインフラの構築、民間投資を促進する環境整備のための法律制定と規制の改正なども含まれる。

さらに、コロナパンデミックに対処するための大量のワクチン接種、検査の拡充と死亡率の抑制など、政府の目覚ましい成果についても言及した。

会議にはBIDAのシラズル・イスラム会長や、世界銀行バングラデシュ・ブータン担当のマーシー・テンボン所長らが出席した。

Bangladesh News/Financial Express Dec 6 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/fdi-to-increase-up-to-three-fold-in-two-years-1638795008
翻訳編集:吉本

バングラデシュ #ニュース #世界銀行 #FDI