【Financial Express】バングラデシュ政府は、来年4月までにワクチン接種目標の80％を完了する予定だと、保健省のロックマン・ホサイン・ミア次官は述べた。

ダッカで開かれた3カ国からバングラデシュへのワクチンの引渡しプログラムで挨拶に立ったロックマン氏は、今年12月までに対象人口の59％がワクチン接種の対象になるとした。

バングラデシュはこの日、スウェーデン、スイス、ノルウェーの欧州3カ国から、120万人分のアストラザネカ社製のワクチンを受け取った。

政府を代表して各国に感謝の意を表したロックマン氏は、国際社会の支援でコロナパンデミック対策が成功することへの期待を示した。

アレクサンドラ・ベルグ・フォン・リンデ在ダッカスウェーデン大使、エッセン・リクター・スヴェンソン在ダッカノルウェー大使、ナタリー・チュアレル在ダッカスイス大使も挨拶に立った。

3カ国大使らはバングラデシュのコロナ対策への取り組みを称賛、今後も継続して支援することを約束した。また、共同声明で、世界的なパンデミックへの効果的な多国間対応の重要性を強調、安全で効果的なワクチンを迅速かつ平等に世界へ提供することへのコミットメントを改めて表明した。

スウェーデン、スイス、ノルウェー3カ国は、多国間で行われている「ACT-A（新型コロナツールへの素早いアクセス）」イニシアティブへの資金援助を行い、コバックス施設でワクチンを提供している。

また、パンデミック発生当初から、バングラデシュ国内の様々な最前線の取り組みに貢献し、最も弱い立場にある遠隔地のコミュニティにも支援を行ってきた。

イベントでは、コバックス社が120万人分のアストラゼネカ社製ワクチンをバングラデシュに提供することに歓迎の意を表した。

ワクチンは、スウェーデンが53万5200本、スイスが44万6千本、ノルウェーが23万7600本をコバックス施設に寄付したもの。大使らはワクチンの出荷とバングラデシュ政府への引き渡しを手配したユニセフにも感謝の意を表した。

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4月まで80％にワクチン