農産物輸出24.32%増加

農産物輸出24.32%増加

【Prothom Alo】現2021ー22会年度の当初5カ月(7~11月)、バングラデシュでは農産物輸出が健全な成長傾向を示し、前年同期比24.37%増の5億5646万ドル(632億円)を獲得した。

輸出促進局(EPB)の最新統計によると、昨年同期は4億4742万ドル(508.2億円)だった。

農産物輸出は、昨年度初めて10億ドル(1135.8億円)の大台に乗り、今年度もこの成長傾向は続いている。

政府は今年度、農産物輸出額を11億920万ドル(1259.8億円)とする目標を掲げる。

EPBの統計によると、注目すべき輸出品目は、野菜、茶、花、果物、各種スパイス、タバコ、乾物などだ。

その中でも、ビスケット、チャナチュール(小麦粉ベースの揚げ菓子)、ケーキ、ポテトクラッカー、ピーナッツなど、乾物類の輸出が顕著な成長を遂げている。

バングラデシュ農産物加工業者協会(BAPA)によると、昨年度の農産物輸出額10億ドルのうち、最も大きなシェアを占めるのは加工食品だった。

バングラデシュでは約500社の農産物加工企業があり、そのうち20社が大・中規模企業、100社が輸出に関わっている。

タパン・カンチ・ゴーシュ商業次官は取材に対し、政府は農産物や加工食品の輸出に対し、税金の払い戻しと20%の現金奨励金を提供してきたと述べた。

その結果、農産物輸出はここ4年間、増加傾向にある。

「この分野の起業家は世界市場の需要を考慮し、より新しい品目を輸出するようになり、それが輸出量に好影響を与えています。政府は起業家がこのチャンスをつかむことを望んでおり、この点に関して必要な支援を提供する予定です」
タパン氏は、コロナパンデミックにより、農産物や加工食品に対する需要が世界的に高まっているとした。

輸出可能な加工食品にはパンやビスケット、乾物、フルーツジュース、各種スパイス、ソフトドリンク、ジャム、ゼリーなどがあるが、今年度7~11月期、パンと乾物の輸出が8860万ドル(100億6300万円)を占めた。

バングラデシュ産農産物の輸出先は世界145カ国にまたがるが、主な輸出先はEU、中東、湾岸地域で、これらの国に住むバングラデシュ人および南アジア人が主な消費者となっている。

国内コングロマリットでは、プラン(PRAN)グループが昨年度3億4千万ドル(386.2億円)相当の商品を輸出した。同社は1997年にフランスへの輸出開始後、輸出先を145カ国まで広げている。

主な輸出品目は、果実飲料、清涼飲料、ビスケット、ソース、麺類、ゼリー、スパイス、香り米、ポテトクラッカー、チャナチュール、スパイシーパフドライスなどだ。

プランRFLグループのカムルッザマン・カマル販売担当取締役は、パンデミックが世界の多くの人の食習慣に変化をもたらしたと述べた。

「その結果、人々は乾物のような費用対効果の高い食品に切り替えるようになりました。このため、昨年度の農産物の輸出は10億ドルを超えました」

また、技術的進歩や高品質製品の生産以外に、税金の払い戻しや現金奨励金などの政府の政策支援が農産物輸出ブームに重要な役割を果たしているとし、今後ますます輸出が増加することを考慮すれば、農家はより生産志向でなければならないだろうと述べた。

Bangladesh News/Prothom Alo Dec 19 2021
https://en.prothomalo.com/business/local/export-of-agriculture-products-up-by-2432pc-in-july-november
翻訳編集:吉本

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