フラット販売、1万戸突破

フラット販売、1万戸突破

【The Daily Star】顧客がパンデミックの影響をしのぎ、政府が住宅分野への未課税資金の投資に関する恩恵を延長し続けているため、バングラデシュの不動産業者は今年、約1万戸のフラット(アパート)を販売した。

バングラデシュ不動産住宅協会(REHAB)のデータによると、2018年は8500~9000戸だったフラット販売が、2021年は約1万戸となった。

「ここ数カ月、原材料価格が上昇しているにもかかわらず、不動産販売額は10~12%増加しました」
REHABのカマル・マウムド副会長は述べた。

ダッカでは3年間の停滞に終止符を打ち、新築住宅の需要が増加。ロックダウン緩和後、フラット価格が上がり始めている。

スキロス・ビルダーズ(Skiros Builders)の代表も務めるマウムド氏によると、鉄鋼とセメントの値上がりの影響で、この1年間フラット価格は少なくとも8~10%上昇し、購入者にプレッシャーを与えているという。

鉄鋼やセメント、アスファルト、石材価格は、経済再開に伴って世界的に原材料需要が高まり、この1年間で急騰している。

「フラット価格が上昇しているにもかかわらず、市場にはフラットが用意されていません。そのため顧客は今後数カ月でさらに価格が上がると予想しており、それが物件の購入を促しています」

「コロナの状況が改善し始めた9月以降、需要が上昇したため、当社の不動産販売は約6%増加しています」
国内の主要不動産会社の1つビルディング・テクノロジー&アイデア(bti)のファイズル・ラーマン・カーン社長は述べた。

原材料価格の高騰でプロジェクトコストは上がっているが、btiはフラット価格を上げていないという。

btiはダッカとチャトグラムの30カ所で800戸のフラットを所有している。さらに72カ所の建設工事が進行中だ。

主に富裕層を対象とする不動産会社シャンタ(Shanta)ホールディングスのシハブ・アーメド販売部長は、特にグルシャンなどの商業地区で売上が15~20%ほど伸びたという。

同社は富裕層向けの物件を所有するため、コロナ第二波の影響はそれほど受けなかった。購入者は価格よりも品質や立地を重視するからだ。

業界関係者によると、パンデミックによる景気後退のために生産部門への投資機会が限られたこと、銀行預金金利の大幅な低下、金利が安いローンが組めることなどからお金を投資できる余地が続き、不動産需要が回復したという。

Bangladesh News/The Daily Star Dec 22 2021
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/annual-flat-sales-cross-10000-units-first-time-2922956
翻訳編集:吉本

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