日本の資金協力に署名

日本の資金協力に署名

【Financial Express】日本政府はバングラデシュの2つのプロジェクトに対し、総額2721万ドル(31.06億円)を提供する。

このうち「人材育成奨学金プロジェクト(JDS)」には、2021年度の無償資金協力として4億6200万円(約3億5750万タカ:約421万ドル)を提供する予定だ。

また、「ガバナンス・マネジメント研究研修施設整備プロジェクト」に、24億2900万円(約19億4000万タカ:約2300万ドル)を提供する。

BSS報道によると、22日、バングラデシュ政府と日本政府の間で「交換公文」と「無償資金協力協定」が署名された。

ファティマ・ヤスミン経済関局長がバングラデシュ政府を代表し両文書に、伊藤直樹在バングラデシュ日本大使が「交換公文」に、早川友歩JICAバングラデシュ事務所長が「無償資金協力協定」に署名した。

人材育成奨学金プロジェクト(JDS)は2001年から2025年にかけて、経済関係局によって実施されている。

このプロジェクトの下、日本から提供された助成金は、BCS(公務員)幹部職員や司法官、バングラデシュ銀行一等官が日本の様々な大学で修士・博士課程を学ぶための奨学金として利用されている。

日本はこのプロジェクトを実施するため、2001年から2020年までに約68億円の無償資金協力を行う。

「ガバナンス・マネジメント研究研修施設整備プロジェクト」は、人事省傘下のBIGM(バングラデシュ・ガバナンス・マネージメント研究所)の研究調査のための物理的インフラ施設強化に活用される。今回はバングラデシュと日本における良きガバナンス、マネジメント、開発に関する共同教育、研修、調査活動のための専門センター設立に利用される。実施期間は2021年4月から2023年6月までだ。

そのほか、技術協力に関する3つのプロジェクトの協議記録(R/D)にも署名した。

3つのプロジェクトは、「都市公社能力強化プロジェクト」、「ハズラト・シャージャラル国際空港(HSIA)地上処理能力向上プロジェクト」、「看護サービス能力向上プロジェクトフェーズ2」で、それぞれ地方自治局、民間航空観光省、医療教育家族福祉局が実施する。

「都市公社能力強化プロジェクト」は都市公社の行政機能を強化し、都市公社のサービス向上に貢献する。

「HSIA地上処理能力向上プロジェクト」は、持続可能な地上業務サービスを提供することで、HSIAの利便性、効率性、安全性を向上させる。

「看護サービス能力向上プロジェクトフェーズ2」では、対象となる公立看護大学・病院における看護教育の実施体制を強化する。

日本は、バングラデシュの社会経済発展のために資金援助を行う二国間開発パートナーの中で最大の貢献を行う国だ。

2021年11月までに、日本のコミットメントは274億ドル(3兆1281億円)を超え、支出は161.8億ドル(1兆8472億円)に達する。日本の融資や無償資金協力は、電力や道路、橋、通信、農業、保健、教育、給水及び衛生、農村開発、環境、人材開発など幅広い分野で活用されている。

Bangladesh News/Financial Express Dec 22 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladesh/bangladesh-to-receive-2721m-from-japan-for-two-projects-1640185218
翻訳編集:吉本

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