営業試運転9月開始か

営業試運転9月開始か

【Financial Express】国内初のメトロ鉄道の営業試運転は、今年9月に始まる見込みだ。

必要な車両や線路はそれまでに整備される見通しだが、運行に必要な人員を確保するのはまだ困難だという。

運行実施主体のダッカ大量高速輸送社(DMTCL)は、来年12月に予定されている全長20.1キロのメトロ鉄道6号線(MRT6)第一部の営業運転を開始するには、来年8月までに運行人員を確保しなければならない。

情報筋によると、コロナパンデミックによる海外渡航制限のため、スタッフの訓練プログラムの開始が遅れたという。また、採用活動を終えることもできなかった。

日本の請負業者は、昨年4月に最初の一編成がウッタラ車両基地に到着して以来、あらゆる種類の統合テストを実施、8月までにすべてを完了させてDMTCLに車両を引き渡す予定だ。

現在までに8編成がウッタラ車両基地に到着、さらに2編成がモングラ港で待機中で、第一部のウッタラ-アガルガオン間の運行には十分な量となっている。

関係者によると、ウッタラからアガルガオンまでの11.75kmを運行するには、5~6編成の列車で十分だという。

DMTCLは昨年10月、鉄道車両の運用・保守に関する訓練のため、最初の採用者168名のうち36名をインドへ派遣した。この第一陣は2月に帰国する予定だ。

その後さらに2グループがインドへ送られ、訓練を受けた人材はすべて国内または日本でさらなる訓練を受けることになる。

関係者によると、採用活動はまだ完了していないが、第一部を運行するチームは国内外で同時に訓練を受けているという。

「現在、44人の駅員と運転士がそれぞれの訓練に参加しています。さらに、鉄道の運行、車両、電気、信号、通信、土木など、運行のための訓練が行われています」

だが、新型コロナウイルスの感染状況が再び悪化し始めた昨今、時間内に訓練を終えることに支障がでるかも知れないという。

一方、DMTCLは試運転から逆算して必要な措置をとっているため、全体の進捗状況は順調で、第二部の10キロも予定より早く開始できるかもしれないとした。

別の関係者によると、第二部のアガルガオンからモティジールまでの高架橋は2月までに完成する予定だという。

開発事業計画書によると、2024年までに、ウッタラ第3からモティジールまで16駅が整備されることになっている。

政府は今年12月までに第一部を、2023年までに第二部を開通させる計画だ。

Bangladesh News/Financial Express Jan 7 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/metro-rail-commercial-trial-run-likely-in-next-september-1641526223
翻訳編集:吉本

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