メトロを支える国産鋼材

メトロを支える国産鋼材

【The Daily Star】国内の巨大プロジェクトに関わる外国の建設会社が輸入した鉄骨組立ユニットを使っているのに対し、メトロ鉄道プロジェクトを実施するダッカ大量高速輸送社(DMTCL)は、国内メーカーが作った国際基準を満たした国産鋼材を使っている。

マクドナルド(McDonald) ・スチール・ビルディング・プロダクツ社は、16駅に設置する1万4千トンの鋼材を受注している。同社は屋根を支えるためのプレハブ構造であるルーフトラスなどの製品を作るため、専用の生産ラインを設置した。

日本の専門家が製造工程を監督し、設置前にバングラデシュ工科大学の研究所で無作為にサンプルテストしているこの製品は、すでに11駅で設置された。

「国産製品は、コンサルタントがその最高級のグレードに満足して推薦したもので、それを使うことは国内メーカーの自信につながり、バングラデシュの誇りでもあります」
DMTCLのMANシディック社長は述べた。

「バングラデシュのメーカーは、ヨーロッパや日本の設備と世界クラスの原材料を使用しているので、国際基準のあらゆる種類の鉄鋼製品を提供することができます」
バングラデシュ鉄鋼建築業協会のジョウハー・リズビー会長は述べた。

リズビ―氏は、政府が外国の建設会社が鉄骨組立ユニットを無税で輸入することを許可しているが、これが国内の鉄鋼産業の競争力を削いでいるという。

PEBスチール・アライアンスの会長でもあるリズビ―氏は、パドマ橋やハズラト・シャージャラル国際空港第3ターミナルの建設に使われているような鉄鋼製品は、すべて国内メーカーで供給することができるとした。

そのうえで、マクドナルド・スチール・ビルディング・プロダクツ社が、メトロ鉄道の駅にルーフトラスを提供しているのは良いニュースだと述べた。

Bangladesh News/The Daily Star Jan 28 2022
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/local-steel-products-shaping-metro-rail-2949081
翻訳編集:吉本

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