【Financial Express】上場医薬品メーカーのベキシムコ(Beximco）製薬とアクメ（Acme)研究所の2社は、コロナパンデミックによる売上増加により、今年度（2021-22年度）上半期(7～12月)に増益となった。

業界関係者によると、医薬品の消費量が増えたことで売上が伸び、1株当たり利益も押し上げられたという。

ベキシムコ・グループの上場企業であるベキシムコ製薬は、国内外市場での通常の売上増加と並び、政府への輸入ワクチン供給で良好な利益を得た。

28日に発表された財務諸表によると、ベキシムコ製薬の売上高は前年上半期の144億タカ(192.8億円)に対し、今年同期は169.6億タカ(227.1億円)へ急増した。

税引き後純利益は31.4億タカ（42億円）を記録、前年同期の22.3億タカ（29.9億円）から40.65％増加した。また、連結1株当たり利益（EPS）は前年同期の4.95タカ（6.6円）から7.12タカ（9.5円）と上昇した。

1986年にDSE（ダッカ証券取引所）に上場したベキシムコ製薬の株価は、27日、前日比1.12％増の198.4タカ（265.7億円）で取引を終えた。

同社は2021会計年度(20年7月1日～21年6月30日）、35％の現金配当を実施した。前年度は15％の現金配当と10％の株式配当だった。

一方、アクメ研究所の上半期の税引き後純利益は、前年同期の7.9163億タカ（10.6億円）から38.22％増加し、10.9億タカ（14.6億円）となった。

同社の売上高は、前年同期の99.9億タカ（133.8億円）から、今年同期には116.1億タカ(155.5億円)に急増した。

また、連結1株当たり利益（EPS）は前年同期の3.74タカ（5.0円）から5.17タカ（6.9円）と上昇した。

2016年にDSEに上場したアクメ研究所27日、前日比0.11％増の88.5タカ（118.5円）で取引を終えた。

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製薬会社堅調に増益