インフレ率は12%超え:SANEM

インフレ率は12%超え:SANEM

【Prothom Alo】南アジア経済モデルネットワーク(SANEM)は、バングラデシュ全体のインフレ率は、バングラデシュ統計局(BBS)が行った計算の2倍以上だとした。

SANEMによると、都市部のインフレ率は現在12.47%で、農村部では12.10%だという。

BBSが2月16日に発表した報告書によると、今年1月1カ月間での国内のインフレ率は5.86%だった。11月は5.98%、12月は6~6.5%だった。

エコノミストたちは商品価格の上昇傾向を受け、以前からインフレに関するBBSの数字に疑問を呈していた。今回SANEMの調査で、BBS報告の弱点を示す情報がさらに見つかったことになる。

SANEMは3日、「インフレーション:政府統計 vs. 忘れられた国民の現実 」と題するオンラインレポートを発表した。

SANEMのセリム・ライハン事務局長は、BBSが提供するインフレ率は経済の現実を反映しておらず、正しい情報が提供されなければ、復興プロセスは持続不可能になるとした。

SANEMレポートによると、都市部の縫製労働者は、同じ製品を購入するために昨年同期より12.45%多く支出しなければならないという。また、収入の約60.52%を食費としている。

都市部の日雇い労働者は収入の61.59%、人力車やバン運転手は収入の60.91%、小商人は61.91%を食費に充ててている。

農村部の小作農は収入の65.85%、日雇い労働者は65.99%、人力車引きや低所得者は所得の60.91%を食費に充てている。

収入の多くが食費に使われると、質の高い住環境、教育、医療、娯楽などの費用が不足する。また、貯蓄も不安定になる。

Bangladesh News/Prothom Alo Mar 4 2022
https://en.prothomalo.com/business/local/sanem-study-inflation-rate-double-than-the-bbs-data
翻訳編集:吉本

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