2カ月で2万強の女性が海外へ

2カ月で2万強の女性が海外へ

【Financial Express】バングラデシュは今年最初の2カ月間で2万人以上の女性労働者を海外へ派遣したが、その行先のほとんどがサウジアラビアだったことが公式発表で明らかになった。

労働者雇用訓練局(BMET)発表のデータによると、2022年1~2月にかけて、合計2万902人(1月1万290人、2月1万612人)の女性労働者が海外で仕事を見つけた。

リクルーターによると、湾岸諸国における女性労働者の需要は過去6年間ほぼ安定しているという。

バングラデシュはこの2カ月、12カ国に女性労働者を派遣したが、最大の就職先であるサウジアラビアは女性労働者の64%にあたる1万3357人の女性を採用した。

その他の国では、オマーンが3797人、ヨルダンが2957人、カタールが334人、アラブ首長国連邦が320人を採用した。

人材派遣会社はこの成長傾向が続けば、今年中に10万人以上の女性労働者を派遣できると期待している。

海外移民の人権活動家バングラデシュ・ナリ・スラミック・ケンドラ(BNSK)のスマイヤ・イスラム常務理事は、パンデミックによって労働者の職場環境が脆弱になったとしたうえで、移住の安全性を確保するよう呼びかける。

また、労働移動は国内の女性労働者にとって非常に重要な分野だとしたうえで、もし移住が失敗に終われば、彼女たちは家庭でさまざまな苦しみを味わうことになると述べた。

そのため、政府は労働者の安全で秩序ある移住を保証し、目標達成を支援する必要があると補足した。

BMETのデータによると、1991年以来、10万人以上のバングラデシュ人女性が労働のため、海外移住している。

Bangladesh News/Financial Express Mar 5 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/about-21000-bangladeshi-women-workers-go-abroad-in-two-months-1646449433
翻訳編集:吉本

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