若者の失業率28%

若者の失業率28%

【Financial Express】最新調査によると、バングラデシュの若者の失業率は約28%に達している。

また、雇用されている若者の約90%は現在インフォーマルセクター(*)に従事し、農村部の多くの若者は農業や小規模ビジネス関連サービス、販売に従事していることが現在進行中の調査の一次所見として示された。
*靴磨き、行商、露天商など開発途上国の経済活動において公式に記録されない職種

英国ランカスター大学の講師マノジ・ロイ博士が、参加型研究開発センター(CPRD)とブラック大学が共催した「ダッカ・ダイアローグ:起業する若者たちのチャンスと課題」と題した討論会で発表した。

調査研究は5年間継続される予定だが、一次所見は今年1~3月にかけて収集された一次データから構成されている。

調査はチャパイナワブガンジ(Chapainawabganj)県、シラジゴンジ(Sirajganj)県、クルナ(Khulna)県ダコペ(Dacope)郡、キショルゴンジ(Kishoreganj)県、ノアカリ(Noakhali)県ハチヤ(Hatiya)郡、ラクシュミプール(Lakshmipur)県ラムガティ郡で行われた。

目的は、生計の多様化における若い起業家の役割に焦点を当て、デルタ地帯の生計シフトのパターンと要因についてより深く理解することだ。調査チームは200万デルタ地帯の住民を訪問した。

ロイ氏は調査結果を引用し、政府と非政府機関の協力不足やインフラの限界、資金や技術の支援不足、汚職、心理的な障壁などが、起業家育成の進展を阻んでいるとした。

CPRDのMdシャムスドッハ所長は歓迎のスピーチで、起業活動は気候変動の事実とその影響を考慮した上で行うべきであるとし、始める際には環境に優しい技術や地理的な環境を考慮する必要があるとした。

財務省のツシャ・コナ・コンドカル専門官は、国内には起業活動の機会がたくさんあるがそれらが適切に利用されていないとしたうえで、草の根レベルで生産された商品やサービスは、市場やそのサプライチェーンに適切に流通していないとした。

女性局アシスタントディレクターのラクサナ・ラッキー氏は、女性局が女性起業家に対して起業活動のための資金的・技術的支援を行っていると指摘した上で、持続可能な発展のためには起業しやすい環境を整え、女性や若者のコミュニティと起業活動を結びつけることが必要だと述べた。

Bangladesh News/Financial Express Apr 6 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/national/youth-unemployment-rate-reaches-28pc-1649215285
翻訳編集:吉本

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