21-22年度の成長率6.9%

21-22年度の成長率6.9%

【Prothom Alo】アジア開発銀行(ADB)が6日発表したレポートは、2021-22会計年度バングラデシュの国内総生産(GDP)の成長率を6.9%だと予測した。

ADB見通し(ADO)2022によると、この成長予測は対外貿易の回復と刺激策の実施、送金の増加による国内経済活動の回復を反映したものだ。

一方、インフレ率は2021年の5.6%から2022年には6.0%に上昇するとの見通しを示した。

また、経常収支の赤字は、輸入増加と送金の伸びの低下により、2021年度のGDP比0.9%からGDP比2.7%に拡大する可能性が高いとした。

成長予測に対する主なリスクは、原油や輸入品の価格上昇と、ロシアのウクライナ侵攻で現在の予想以上の輸出売上が失われることだ。

「現在進行中の社会経済の回復は、国内資源の動員を強化し、民間企業に製品やサービスを生み出すインセンティブを与え、最新のグリーンテクノロジーを推進し、知識とイノベーションを育むことで加速させる必要があります」
ADBカントリーディレクターのエディモン・ギンティン氏は述べた。

「気候変動に強いインフラやサービスの構築、化石燃料に対する炭素税の導入など、グリーン投資の促進が、包括的で持続可能な気候変動を管理する現在の政策イニシアチブをさらに前進させるでしょう」

報告書は、民間部門へのクレジットと工業原料や資本財の輸入の堅調な伸びを反映して、民間投資はより強力になるとした。

また、利用可能な資金が多いため、優先的な大型インフラプロジェクトの実施を支援する公共投資は増加すると予測したが、民間消費の伸びは、送金減少によって影響を受ける可能性があるとした。

インフレ率は、国内燃料価格の上方調整、世界的な食糧・燃料価格の上昇、景気刺激策の実施などで物価上昇圧力が高まることで、2022年度には6.0%に達するとした。

Bangladesh News/Prothom Alo 6 2022
https://en.prothomalo.com/business/local/bangladesh-economy-to-grow-by-69pc-in-fy2021-22-adb
翻訳編集:吉本

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