未来がそこまでやってきた

未来がそこまでやってきた

【The Daily Star】メトロ鉄道ウッタラ北駅へ到着すると、駅の両側に7つの階段が見える。

1階やコンコースに行くにはエスカレーターを利用する。高齢者や健康上の問題を抱える人のために3基のエレベーターも設置され、より包括的なサービスが提供されている。

ウッタラ北駅では2階へ行くために階段4基、エスカレーター4基、エレベーター2基が設置される予定だ。2階の無料ゾーンでは、プリペイドカードがない場合、ワンタイムパスを受け取ることができる。カードを打ち込むと、自動料金収受ゲートを通って有料ゾーンへ行くことができる。

駅に電車が到着すると、乗客のために「プラットホーム・スクリーン・ドア」が開く。

今年12月、国内初のメトロ鉄道の営業運転が開始されるが、駅施設の建設や設置が完成間近となっている。

ウッタラからアガルガオンまでの8駅(12月に第1期営業開始予定)の工事も最終仕上げに入っている。

マカワディー・サミトモル在ダッカタイ大使は両国の外交関係50周年を祝う一貫として、プロジェクトの進捗状況確認のためにウッタラ北駅を訪問した。

関係者によると、タイのイタリアンータイ開発会社が、プロジェクトの土木工事の約70%を請け負っているという。

大使は記者団に対し、今回の訪問の目的は、タイがバングラデシュの発展に貢献し、支援的な役割を果たしていることを国民に知ってもらうことだとした。

MRT6号線プロジェクトディレクターのアブドゥル・バクイ・ミア氏は、12月中に部分開業できることを確信していると述べた。

プロジェクトはウッタラからモティジール間の20.10kmを高架鉄道で結ぶもので、予算は2198.5億タカ(3110.3億円)。当局は路線をコムラプールまで延伸する作業を進めているが、それに伴いプロジェクト費用が増加する可能性がある。

3月までの全体の進捗率は77.82%、ウッタラからアガルガオン間では91.41%となっている。

ウッタラからモティジールまで合計16駅が設置される予定だが、コムラプールへ延伸するとなるとその数は増えることになる。

21日、記者がウッタラ北駅を訪ねたところ、階段はほぼすべて整備されていた。エスカレーターも2基設置されていたが、まだ動いてはいなかった。2階に上がる別の一基は大使を含む訪問者が利用していた。プラットホーム・スクリーン・ドアも設置されていたが、まだ被覆資材に覆われていた。

プロジェクト関係者によると、他の駅も同じような構造になるという。乗客数を考えると1階の階段は少ないかもしれない。

ウッタラ北、中央、南駅の階段幅は5~6メートルとなる見込みだが、カジパラ、シウラパラ駅はスペース不足のため2.5メートル程度になる可能性がある。

アブドゥル・バクイ・ミア氏は記者の質問に対し、カジパラ、シウラパラなど複数の駅に歩道を設置するため、さらに土地を取得しているところだと述べた。

「土地取得は複雑なプロセスですが、運行を開始する前に歩道を建設できるよう努力しています」

北ダッカ市のアティクル・イスラム市長は最近、プロジェクト実施主体のダッカ大量高速輸送社(DMTCL)が、ミルプール地域の駅に十分な歩道を確保していないと批判している。

DMTCLは歩道用の土地取得のため、追加で1100億タカ(1556.2億円)を要求した。

ミア氏は別の質問に対し、北ダッカ市役所に代わって駅周辺を管理するので、歩道は問題ではないとした。

Bangladesh News/The Daily Star Apr 22 2022
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/transport/news/the-future-almost-here-3009931
翻訳編集:吉本

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