【Financial Express】ウクライナとロシアの戦争の影響が世界中に波及しているにもかかわらず、バングラデシュの4月の輸出は前年同月比51.18％増と成長を続けている。

輸出振興局（EPB）が9日発表したデータによると、輸出企業は先月、目標を40.7％上回る47.3億ドル(6165.9億円)相当の商品を輸出した。昨年4月は31.3億ドル(4080.2億円)だった。

4月の輸出を含め、現会計年度当初10カ月間の総輸出は433.4億ドル(5兆6484億円)に達し、年間目標の435億ドル(5兆6705億円)に近づいた。

総輸出額の80％以上を占める衣料品は10カ月間で年間目標の351.4億ドル(4兆5807億円)を上回り、前年同期比36％増の353.6億ドル(4兆6094億円)を記録した。

輸出全体でも前年同期比35.14％増となった。

バングラデシュ輸出業者協会のモハンマド・ハテム会長は、衣料品輸出は5月と6月に70億ドル(9125億円)程度増加し、会計年度末には420億ドル(5兆4750億円)を超える見込みだと述べた。

輸出増加の要因についてハテム氏は、数量増加に加えて原材料、特に糸の価格上昇が寄与しているとし、戦争により糸価格が2倍になったことで製品価格が引き上げられたと解説した。

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4月の輸出前年比51.18％増