新欧州コンテナ直行便開始

新欧州コンテナ直行便開始

【The Daily Star】本日20日より、国内主要海港のチャトグラム港から欧州へ向けて、新たなコンテナ直行便の運航が始まる。

目的地は英国りバプールと欧州のハブ港であるオランダのロッテルダム。今回は比較的大型船舶を投入する計画となっている。

2月の第1週にチャトグラムとイタリアを結ぶ初の欧州直行便が就航してから2カ月半、新たな航路の導入となった。

新サービスは、英国を拠点とする貨物輸送会社オールシーズ・グローバル・ロジスティクスが行う。同社は1500TEU(20フィート換算)から1800TEUまで3隻の船舶をチャーターする。

この新サービスに向け、18日午後、モンゴル船籍MV AMO(1700TEU)がチャトグラム港の外側停泊所に入港した。

船は中国から562TEUの空コンテナを積んで到着。オールシーズ・グローバル・ロジスティクスの代理店フェニックス・シッピングのサイド・ソヘル・ハスナットCEOによると、昨晩までに空コンテナは降ろされたという。

その後、輸出用コンテナの積み込みが始まり、20日午後にはロッテルダムに向けて出港する予定だ。

リバプールに到着するまで20~22日、その後、ロッテルダムへ向かう。

ハスナット氏によると、次回の航海からは最初にロッテルダムへ向かうという。

フェニックス・シッピングは今回、2つの目的地へ少なくとも300TEUの輸出用コンテナを運ぶことを期待している。

積載量は大きいが輸送量が少ない理由についてハスナット氏は、400TEU程度の受け入れを期待したが、工場がイード・アル・フィトル後に操業再開を遅らせているためだとした。

5月30日に到着する次の船「MV San Alfanso」では800TEU以上を運びたいと、ハスナット氏は述べた。

2月、イタリアの海運会社が、チャトグラムとイタリアのラヴェンナ港を結ぶ初の欧州直行便を就航させた。船はMV Songa ChhetahとCape Floresという2隻の小型船で、それぞれ1100TEUの容量を備えていた。

ヨーロッパに拠点を置く物流業者数社がこの成功を受け、、EU域内の他の都市へも同様のサービスを開始した。積み替え港を経由するルートでは輸送に長い時間がかかるため、これを解消するのが目的だ。

今週末にはスイスに本社を置く海上ロジスティクス・サービス・プロバイダーのコモディティ・サプライズ社が、3隻の船でバルセロナ-チャトグラム-ロッテルダム間の直行便も就航することになっている。

情報筋によると、ポルトガルのレイショインス港は、チッタゴン港湾局とチャトグラムとの直行便に関する覚書への署名を進めているという。また、スロバキアとアラブ首長国連邦も、直航サービスの開始に関心を示している。

Bangladesh News/The Daily Star May 20 2022
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/second-direct-shipping-service-kicks-today-3027631
翻訳編集:吉本

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