7-4月の医薬品輸出27%増加

7-4月の医薬品輸出27%増加

【Financial Express】生産能力の向上と新たな輸出先へのアクセスで、医薬品の輸出収益はここ数年で大幅に増加している。

輸出振興局(EPB)の入手可能なデータによると、現会計年度(2021-22年度)7月から4月にかけて、国内製薬会社は1億6383万ドル(208.8億円)を輸出、前年同期より27%近く増加した。

公式数字によると、バングラデシュの製薬会社は2020-21年度は1億6920万ドル(215.8億円)、2019-20年度は1億3579万ドル(173.1億円)を輸出など、力強い成長の軌跡を示していることが明らかになった。2018-19年度は1億2995万ドル(165.7億円)、2017-18年度は1億346万ドル(131.9億円)の輸出だった。

情報筋によると、ここ数年の大幅な成長は、新型コロナ患者の治療に使われるレムデシビル(Remdesivir)やファビピラビ(Favipiravir)などの抗ウイルス薬に対する需要の高まりによって可能になったという。

医薬品行政総局(DGDA)によると、バングラデシュはレムデシビルの世界的な主要輸出国の一つだ。

情報筋は、バングラデシュは医薬品国際市場への免税アクセスや、ジェネリック医薬品の製造に関する特許の免除など、複数の貿易上の便宜を享受していると補足した。

「バングラデシュは国内需要の98%をまかない、現在約160カ国に医薬品を輸出しているため、製薬会社の可能性は世界中に知れ渡りました」
ワン・ファーム社のKSMモスタファフィズル・ラーマン社長は、医薬品は輸出バスケットの強力な製品になったと述べた。

「他の多くの産業とは異なり、医薬品は国際的なバイヤーの注目を集めています。通常の品目に加えて、コロナウイルスの治療薬の輸出がこのところ急増しているのです」
ラーマン氏は、パンデミックの中、政府がとった時限措置もこの分野の国際市場拡大に役立っているとした。

業界関係者によると、コロナ関連の医薬品は、インセプタ(Incepta)、ビーコン(Beacon)、スクエア(Square)、ポピュラー( Popular)、エスカイェフ(Eskayef)、ベキシムコ(Beximco)、オプソニン(Opsonin)、ACI,、レナタ(Renata)、ジスカ(Ziska)など20以上の国内企業が輸出している。

情報筋は、国内医薬品産業は、1982年の約2500万ドル(31.9億円)から、2020年6月時点の約30億ドル(3824.3億円)にまで成長したとし、国民の購買力向上に伴い、2025年には60億ドル(7648.6億円)を超える可能性があると述べた。

Bangladesn News/Financial Express May 21 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/july-april-pharma-export-soars-27pc-1653100042
翻訳編集:吉本

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