安全な水が飲める人は59%

安全な水が飲める人は59%

【Prothom Alo】バングラデシュでは安全な水にアクセスできる人は59%、安全な衛生設備にアクセスできる人は39%に過ぎない。

「ADP(年次開発予算)割当てにおける地域格差:SDG’s6達成のための障壁」と題された報告書の中で明らかにされた。

報告書は、30日に国民記者クラブで開かれた「2022-23年国家予算における安全な水・衛生・保健(WASH)分野の配分」と題した予算前記者会見で、経済学者で「人権と参加研究センター」(PPRC)のホサイン・ジルルル・ラーマン会長が発表した。

SDGsの実施まで8年しか残されていないが、WASH関連の目標達成は大きな懸念となっている。国家優先度指数では2021年時点の目標は100%だった。

報告書は衛生分野の進展も懸念事項だとしている。 バングラデシュはMDG(ミレニアム開発目標:SDGの前身)の期間中、野外排泄を終わらせたことで賞賛を得たが、国家優先度指数では100%安全な衛生設備という目標を掲げているにも関わらず、2021年時点で目標に達したのは人口の39%に過ぎない。

また、健康ルールやその他の基本的な衛生指標に関する進捗率はわずか58%で、「石鹸または水なし」指標に関する国の進捗率はわずか36%、南アジアで2番目に低いランクとなっている。

分析によると、WASH分野には2012-22会計年度のADPの5.44%にあたる1451.7億タカ(2083.3億円)が割当てられた。だが、遠隔地への割当は2016-17会計年度から72%減少している。

分析によると、WASH分野の割当には地理的な格差があり、都市部は、遠隔地や内陸部、丘陵地、沿岸部に比べて最も高い割合の予算を受け取っている。だが、過疎地は都市部よりも多くのニーズがある。そのため、次期予算では最低限度の生活を送る集落での必要性を考慮する必要があるとした。

記者会見は、ウォーターエイド・バングラデシュ、PPRC、ユニセフ・バングラデシュ、南アジア浄水行動ネットワーク、WASHアライアンス・インターナショナルらが主催した。

Bangladesh News/Prothom Alo May 30 2022
https://en.prothomalo.com/bangladesh/59pc-people-have-access-to-safe-water-in-country-39pc-to-safe-sanitation
翻訳編集:吉本

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