カード決済90億タカ突破

カード決済90億タカ突破

【The Daily Star】3月のカードによる電子商取引(eコマース)は、多くの詐欺が発覚した昨年7月以来、初めて90億タカを超えた。

バングラデシュ銀行(BB)のデータによると、顧客がeコマースサイトの商品やサービスをカードを通じて購入した金額は前月比約18%増、前年同月比6.31%増の90.8億タカ(131.9億円)だった。

業界関係者は、この増加はラマダン前の売上、特に食料品の成長が貢献したという。

国内最大のeコマースプラットフォームDarazの3月注文は、前年同月比40%以上の伸びを示した。

Darazのダジディン・ハッサン最高マーケティング責任者は、3月初めに女性中心の商品(ファッションや美容製品)、同月末に食料品のキャンペーンを行ったことが売上の伸びに繋がったという。

オンライン食品プラットフォーム最大手Chaldalのワッセム・アリム最高経営責任者は、eコマース業界は昨年発覚した詐欺に端を発した不況から徐々に回復しつつあるとした。

マスタカードのサイード・モハンマド・カマル国内ディレクターは、コロナ状況が改善されたことで購買ムードが高まり、3月の支出が増えたと述べた。

業界関係者は、3月の業績改善を見ると、数千万タカを略奪された詐欺事件が起こらなければeコマース業界はもっと速いスピードで成長したとみる。

昨年7月、多くの顧客は前払いしたにもかかわらず、希望する商品を受け取れなかった事件が発覚した。これが表面化するまで猛烈なスピードで成長していたeコマース業界は、このことで冷や水を浴びせかけられた。

eコマースプラットフォームへの信頼が失われたため、2021年の7月から10月まではカードによるeコマースは80億タカ(116.2億円)を下回った。

Bangladesh News/The Daily Star Jun 1 2022
https://www.thedailystar.net/business/economy/e-commerce/news/purchases-thru-cards-cross-tk-900cr-march-3036296
翻訳編集:吉本

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