【Financial Express】国内の旅行・レジャー産業の活性化を目指し、政府は外国人観光客のためのビザ手続きの緩和に取り組み始めた。

「私たちはより多くの外国人観光客を誘致するため、ビザ手続きのシステムを緩和する必要があります。私たちは国内観光の可能性を生かすために取り組んでいます」
Mマウブーブ・アリ民間航空観光担当国務相は述べた。

アリ氏は2日、ダッカ市内のホテルで開かれた国内で最も歴史のある観光見本市「ダッカ・マート」の開会式で挨拶に立ち、観光ビザの取得緩和に関する進捗状況を確認するため、省庁間会議を開くとした。

また、俗にセブンシスターズと呼ばれるインドの南西部の7州や、内陸の隣国であるネパールやブータンには海がないとし、バングラデシュへの入国を簡単にすることができれば近隣諸国から多くの観光客を得ることができると述べた。

「私達は外国人観光客がクルーズ船でやって来て、船内で入国手続きができることを望んでいます」
アリ氏は補足した。

また、ハズラト・シャージャラル国際空港（HSIA）の新ターミナル開設、メトロ鉄道やパドマ橋の開通、コックスバザール空港の国際空港化が、国内の旅行・レジャー産業に弾みをつけると述べた。

「私たちは国際的な基準に従って観光産業を発展させるため、協調的かつ計画的にマスタープランを作成することに取り組んでいます」

トリップラバー・ダッカ・マート2022（DTM-2022）と名付けられた17回目の観光見本市は、コロナ禍により3年ぶりの開催となった。3日間の見本市には旅行業者やレジャーサービス業者50社が参加している。

主催はバングラデシュを代表する旅行・観光週刊誌「バングラデシュ・モニター」で、開催時間は毎日午前10時から午後8時までとなっている。

今年のダッカ・マートの目的は、コロナ禍による壊滅的な影響からの回復を加速させることだと、同誌のカジ・ワヒドゥル・アラム編集長は述べた。

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観光客のビザ取得手続き緩和