MRT5号南線の建設費50.5億㌦

MRT5号南線の建設費50.5億㌦

【Financial Express】アジア開発銀行(ADB)が資金提供した実現可能性調査チームは、 ダッカ市ガブトリ(Gabtoli)からダシャカンディ(Dasherkandi)まで17.40kmのメトロ鉄道(MRT)5号線(南)ルートの建設コストを50.5億ドル(6707億円)と見積もったと、関係者が6日明らかにした。

調査チームは建設費として40.4億ドル(5365億円)、環境マネージメントやエンジニアリングサービス、プロジェクト管理コストなどの間接費として10.1億ドル(1341億円)が必要だとした。

また、ダッカ大量高速輸送社(DMTCL)がこのプロジェクトを請け負う予定であることも明らかにされた。

南ルートはすでに建設が始まったMRT5号線北ルートの延長線上にある。

北ルートはダッカ市西部のヘマイェットプール(Hemayetpur)から東部のベータラ(Vatara)まで建設される。

MRT5南ルートは、MRT6、MRT1、MRT5北ルートの次のメトロ鉄道プロジェクトだ。

現在建設中のMRT5号線北ルートは日本の開発パートナーである国際協力機構(JICA)が融資しているが、南ルートについてはADBが融資することを政府に確約した。

DMTCLはすでに4123.8億タカ(5922億円)の費用で北ルートの建設を開始しており、完成は2028年12月の予定だ。

実現可能性調査チームは、MRT5号線南ルートプロジェクトは9つ(車両基地はCP-01とCP-02、地下鉄工事はCP-03とCP-04、高架工事はCP-05、電気・機械システムはCP-06、鉄道システムはCP-07、車両基地機器はCP-08、車両調達はCP-09)の調達パッケージに分割することを提案した。

また、Gabtoli-Russel Square-Kawran Bazar-Hatirjheel-Niketon-Aftabnagar-Dasherkandiなど、15駅の設置を提案した。

現在、DMTCLがコンサルタントから提出された実現可能調査報告書を精査しているが、この調査に基づき、ルートマップと必要な作業計画を選択するための詳細設計が実施される。

DMTCL関係者は、南ルートの建設工事は2030年までに完了させる予定だと述べた。

調査では、シュヤモリ(Shyamoly)、カウランバザール(Kawranbazar)、アフタブナゴール(Aftabnagar)、アフタブナゴール中央駅の4カ所にステーションプラザを建設することが提案された。

また、ガプトリ駅とダシャカンディ駅に複合交通ハブを設置することも提案された。

DMTCLは現在、ウッタラからモティジールまでのMRT6号線と、空港からコムラプールまでのMRT1号線の2本のメトロ鉄道建設も進めている。

Bangladesh News/Financial Express Jun 7 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/mrt-5-to-cost-505-billion-adb-study-estimates-1654569186
翻訳編集:吉本

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