【Financial Express】企業が商品やサービスに対して支払う価格を追跡する生産者物価指数（PPI）は、記録を取り始めてから最も速いペースで上昇、消費者を直撃した。

バングラデシュ統計局(BBS)が今週発表した最新版が明らかにした。

PPIは生産者やメーカーが支払った価格を測定するもので、主にMSロッド、セメント、基礎金属、植物油、穀物製粉、食品、砂糖の製造会社の支払いが上昇した。

一方、台所の必須アイテムである塩などのPPIはそれほど変化はなかった。

消費者物価指数(CPI)が消費者が支払う価格を測定するのに対し、PPIは財やサービスの生産者から見たインフレを意味する。

最終的に消費者の手に渡る商品やサービス価格に直結するため、将来的なインフレ指標と考えられている。

最も多く支払ったのは前年同月比27％増の鋼鉄棒製造業者、次いで24％増のセメント製造業者だった。

穀物製粉業者は21％弱、植物油生産業者は18％、食品生産者は8％多く支払った。

生産者によると、サプライチェーンの混乱によるパンデミック後の回復以来、卸売価格は勢いよく上昇しているという。運賃も過去最高値まで上がった。だが、バイデン米大統領が世界の輸送業者を厳しく批判したことで、輸送コストは徐々に低下しているという。

それに加え、2月以降のウクライナ戦争が、PPIを過去最高水準に押し上げた。

一方、一部の有力エコノミストは、世界的な商品価格の高騰や国の通貨安が考慮される時期にPPIが上昇することはよくあることだと述べた。

「世界の物価水準が急上昇したため、PPIは正しい姿を示しています」
バングラデシュ・ポリシー・エクスチェンジ会長のMマズルル・リアズ博士は、国内通貨タカの下落も状況を悪化させたとした。

PPIは企業が消費者に負担を転嫁するため、CPIインフレの初期シグナルになるという。

バングラデシュの輸入バスケットは、主に工業用原材料とその他の資本機械で構成されていることに注目しているリアズ氏は、「輸入する衣料品の原材料への支払いが15％上昇していることも明らかになりました」と述べた。

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