大学にITインキュベータ開設

大学にITインキュベータ開設

【The Daily Star】シェイク・ハシナ首相は6日、チッタゴン工科大学(CUET)に開設された国内初の大学キャンパス型ITビジネスインキュベータの発足式にオンラインで参加した。

インキュベーターは、2041年までに「スマート・バングラデシュ」を実現するため、IT起業家を育成し、知識集約型経済を拡大することを目的としている。

スタートアップや起業家のために革新的エコシステムを備えるビジネスインキュベータは、約220人の起業家、研修生、フリーランサー、起業家候補に対し、指導のほか、資金やロジスティックサービスを提供する。

業界関係者によると、ITビジネスインキュベーターは学生や卒業生が新しいアイデアを実現する中心地となり、次世代の才能、知性、知識の進化拠点となるなど、「スマート・バングラデシュ」実現の鍵の1つになるという。

また、卒業生が起業家として成長するための支援、大学とIT産業との効果的な連携、教員や学生の研究・イノベーション活動の機会創出にも重点を置いている。

インキュベーターはCUETキャンパス内の4.7エーカーの敷地に11.3億タカ(16.4億円)を投じて建設され、内部ではBTCLを通じた高速インターネット接続が可能となっている。

5万平方フィートのスペースを持つ10階建ての楕円形のインキュベーションビル、4階建ての男女別寮が2棟ある。寮の総面積は4万平方フィートで、それぞれ40部屋を備える。また、6階建ての多目的研修棟もある。

インキュベーションビルにはスタートアップゾーン、イノベーションゾーン、産学連携ゾーン、ブレーンストーミングゾーン、展示センター、電子図書館ゾーン、データセンター、リサーチラボ、ビデオ会議室、会議室が設置された。

また、銀行やIT企業向けの独立したコーナー、サイバーカフェ、フードコート、カフェテリア、レクリエーションゾーン、ディスプレイゾーン、メディアルームなどもある。

多目的研修棟には最新設備を持った250人収容のホール、50人収容のコンピューター/セミナールームが4室用意された。

その他、人工知能(AI)ラボ、機械学習ラボ、光ファイバーバックボーン、変電所、ソーラーパネルも設置された。

Bangladesh News/The Daily Star Jul 6 2022
https://www.thedailystar.net/youth/young-icons/innovation/news/pm-opens-sheikh-kamal-it-business-incubator-cuet-3065156
翻訳編集:吉本

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