陽性率、死者数増加傾向

陽性率、死者数増加傾向

【Prothom Alo】保健サービス総局(DGHS)によると、この24時間、迅速抗原検査を含む1万175件を検査したところ、新たに1728人の新型コロナウィルス感染者が判明、累計感染者は198万4700人となった。

陽性率は16.89%だった。

死亡した人は4人(男女各2人)、管区別ではダッカ3人、チャットグラム1人だった。これにより累計死者数は2万9185人になった。

一方、526人が回復、累計回復者数は190万9799人となった。

バングラデシュでは7月最初の5日間で合計32人がコロナウイルス感染症で死亡した。公衆衛生の専門家は、陽性率が上昇し続ければ、死者も増えると予測している。

1カ月前の6月第1週目、陽性率はまだ低かった。だがその後、状況は徐々に悪化、現在の陽性率は平均15%を超えている。

DGHSによると、4日午前8時から5日の午前8時までの24時間の陽性率は16.74%だった。これは、100人中16人がコロナウイルスに罹患していることを意味する。

専門家らはイード・アル・アドハ前の感染拡大を恐れている。(人が集まる)牛市場がダッカや地方都市、郡部など国内各地で設置されているからだ。

牛市場に賑わいはこれからますます増える。また、イード休暇で故郷へ帰省する人も今後3、4日でさらに増えるだろう。

一方、人々はマスク着用など健康上のガイドラインを守ることを渋っている。そのため、イード休暇中にコロナウイルスの感染がさらに拡大することが懸念されている。

政府の疫学疾病管理研究所 (IEDCR)のコンサルタントのムスタック・ホサイン氏は本紙に対し、「IEDCRを含む様々なセンターでの感染者人数は先週から増えていません」と語った。このことから、ダッカでの感染はある程度安定していると考えて差し支えないだろう。増えてはいるがそれほどでもない。感染は主にダッカの外で増えている。

公衆衛生の専門家によれば、現在コロナウイルスで死亡している人は2~3週間前にウイルスに感染した人だという。バングラデシュはではオミクロンBA-5亜型の流行が続いているが、これが大きな懸念材料だと述べた。

科学者らはこの亜種が以前のものより致死率が高いかどうかをまだ解明していない。一方、BA-5亜種はコロナウイルスのワクチンによって作られた我々の免疫システムを欺くことができるとしている。

また、ワクチンはコロナウイルス感染を封じ込める効果はないが病気の重症度は下がるとし、接種を受けた方が苦しみは少なく、そのほとんどが入院を必要としないと述べた。

DGHSはこれまで国内の1億2940万人に1回目、1億1980万人に2回目のワクチン接種を行った。3回目のブースター接種は2960万人が受けた。さらに、5~12歳の子どもにワクチン接種を行うことも決定した。

公衆衛生の専門家は、ワクチン接種を受けていても外出時にはマスクを着用しなければならないと繰り返し警告する。政府もマスク着用義務について発言しているが、それを実効性のあるものにするための必要な措置はとられていない。

Bangladesh News/Prothom Alo Jul 6 2022
https://en.prothomalo.com/bangladesh/covid-claims-four-more-lives-in-24-hrs-4
https://en.prothomalo.com/bangladesh/coronavirus-32-died-in-five-days
翻訳編集:吉本

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