電気製品輸出1億㌦超え

電気製品輸出1億㌦超え

【The Daily Star】電気製品(主に変圧器、畜圧器)の輸出額が、昨会計年度、過去最高の1億ドル(137.4億円)に達し、海外で人気を博している。

電気製品の輸出収入がこの水準に近づいたのは、2015会計年度の9千万ドル(123.6億円)以来だ。

輸出振興局(EPB)によると、2016会計年度は6500万ドル(89.3億円)程度まで落ち込み、2017会計年度はやや回復したものの減少傾向は続き、2020会計年度には3900万ドル(53.6億円)程度に落ち込んだ。

その後、輸出は回復、2021年度には6700万ドル(92億円)に達した。

輸出の増加について業界関係者は、熟練労働者の増加や生産品質の向上、ブランディング、国際市場での受け入れのおかげだとした。

エナジーパック・パワー・ジェネレーションのフマユン・ラシッド社長兼最高経営責任者は、国際水準の製品を生産したため輸出が伸びたとした。
「効率も上がり、その分、市場も拡大しています」

また、業界が現在のような地位を築くまでには、多くの努力が必要だったとし、国内メーカーや輸出業者が世界市場でより大きなシェアを獲得するためにたゆまぬ努力を続けていると強調した。

現在、同社はインドとネパールに電気製品を輸出しているが、かつてはスーダンやガーナ、フィリピンに輸出していた。

ラシッド氏は、国際市場でバングラデシュ製品の信頼性を高めるために政府が支援すれば、業界はもっと良くなるとし、衣料品と同じような優先順位となれば、今後4~5年で10億ドル相当を輸出することが可能だとした。

「私たちは主に変圧器、開閉装置、アイソレータを輸出しています」
ラシッド氏は電気製品の供給で中国と競争したいと考えている。

バングラデシュから輸出される主な電気製品には、ケーブルや配電盤、チューブライト、絶縁体、ファン、熱および速度制御システム、磁気請負業者、スイッチなどがあるが、これらだけに留まらない。

ウォルトン・ハイーテク産業のソヘル・ラナ電気製品担当部長は、以前よりも熟練労働者が増えたため、より質の高い製品を低価格で生産できるようになり、国際基準を満たす製品を生産する能力が高まったとした。

「私たちは世界市場への展開に取り組み、ファンやLED照明、スイッチソケットを、ネパール、ブータン、インド、ウガンダ、東ティモール、マリ、イエメン、スリランカに輸出しています」
同社は今年1月から7月にかけて、ファン、スイッチソケット、LEDライトを約1万個輸出したという。

「ヨーロッパやアメリカ、アフリカへの輸出に必要な措置がとられているので、当社の輸出は新しい地平を切り開くでしょう」

ミニスター・ハイーテクパークのKMGキブリア事務局長補佐は、来年から始まる可能性のある輸出の準備を進めているという。

「電気製品は国内外の市場に大きな可能性を持っています。中国以外では、この市場に参入している企業はそれほど上手くいってないので、バングラデシュに大きなチャンスがあると言えます。私たちの主な目標は中東やネパール、ブータン、インド、アフリカへ輸出することです」

Bangladesh News/The Daily Star Jul 21 2022
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/exports-electric-goods-surge-100m-3075556
翻訳編集:吉本

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