全工場に太陽光パネル設置

全工場に太陽光パネル設置

【The Daily Star】チャットグラム(Chattogram)を拠点とするパシフィック・ジーンズ(Pacific Jeans)グループは、2025年までに全10工場に屋上太陽光パネルを設置し、グループのエネルギー需要の少なくとも20%を再生可能エネルギーでまかなうことを計画している。

同社はこのプロジェクトに1千万ドル(13.5億円)を投資する。

計画の一環として今年4月、同社はチャットグラム輸出加工特区(CEPZ)内にある関連会社のユニバーサル・ジーンズ(Universal Jeans)の屋上に708キロワット(KW)容量の太陽光パネルの設置工事を始めた。

8日、バングラデシュ輸出加工特区庁(BEPZA)のアブル・カラム・ジアウル・ラーマン長官が、主賓として完成式に参加した。

合計1299個のモジュールと太陽光パネルを備えたこの屋上発電所は、約4万9千平方フィートの敷地に50万ドル(6761万円)で設置された。

同社のサイドMタンビル社長は、この発電所では毎日約3.5メガワット(MW)のグリーンエネルギーが作られ、工場の総エネルギー消費の約10%をまかなえると述べた。

同社は2017年、実験的に、別企業のNHTファッションの屋上に70KWの太陽光パネルを7万6923ドル(1040万円)で設置した。今年4月までの総発電量は446MWで、同工場が必要とする総電力の4%に相当する。

最初の設置以来、カーボンオフセットの総量は638トンに達した。

「責任あるメーカーとして、私たちは環境の持続可能性と世界的な炭素排出削減目標を念頭に置き、多くのプロジェクトに取り組んでいます」

「マークス&スペンサーやユニクロ、H&M、アメリカン・イーグルなど、私たちのグローバルな顧客はすべて、独自の環境維持目標とCO2排出量目標を持っています。私たちがCO2排出量を減らさなければ、彼らはその目標を達成することができないのです」

タンビル氏は、パシフィック・ジーンズは持続可能な開発目標を念頭に置き、2030年までにCO2排出量を65%削減する目標を設定した。

そのロードマップの一環として、同社は水消費量を削減するための水リサイクルプラントや雨水利用施設、近代的な洗濯工場、廃棄物リサイクルプラントの設置など、さまざまなプロジェクトの実施に着手したという。

また、世界的なエネルギー危機の中、太陽光発電プロジェクトは政府の省エネルギー計画に大きく貢献するとの見方を示した。

さらに、今年9月までにCEPZ内の別の工場に、容量1060KWの屋上太陽光パネルを設置することを明らかにした。

このプロジェクトが2025年に完成すると、1日あたり32.70MWの再生可能エネルギーを生み出すことができ、1日の総消費量の15~20%に相当するという。

「これらの発電によって、グループ全体では年間6458トンのCO2排出量を削減することができます」

「私たちは、必要なエネルギーの50%を自然エネルギーでまかなうという目標を掲げているので、これらの発電所を徐々に発展させていくつもりです」
タンビル氏は補足した。

Bangladesh News/The Daily Star Aug 9 2022
https://www.thedailystar.net/business/organisation-news/news/pacific-jeans-set-solar-plants-all-units-2025-3091061
翻訳編集:吉本

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