国内最大のマンゴー市場

国内最大のマンゴー市場

【Financial Express】バングラデシュでたくさん栽培されているマンゴー、主要生産管区はラジシャヒ(Rajshahi)で、中でもカンサット(Kansat)が中心地となっている。

□カンサットマンゴー市場
チャパイナワブゴンジ(Chapainawabganj)県は「マンゴーの首都」と呼ばれ親しまれている。カンサットマンゴー市場はチャパイナワブゴンジショドル郡から約23キロメートルのシブゴンジ(Shibganj)郡にある。国内最大だけでなく、アジアでも2番目に大きなマンゴー市場だ。

この地はソナ・マスジッド陸上港のルート上にあるため、元々近くにはバイヤーが大勢いる。生産者は県内各地からマンゴーを持ち寄り、全国各地のバイヤーも集まっている。

農家は午前7時までマンゴーを収穫し、木籠やプラスチック箱に詰めて、自転車やオートバイで市場へ運ぶ。籠にはそれぞれ200キログラムのマンゴーが入る。

倉庫はマンゴーの包装と運搬で忙しく、市場は適正価格を求める売り手と買い手でごった返している。

□観光に最適な時期
カンサットは最近、週末のツーリングスポットとして人気を集めている。ビジネスの中心地であるだけでなく、市場や周辺地域を訪れ、1泊2日の小旅行を楽しむ人々で賑わう。

マンゴーは熟すのに時間がかかるため、カンサットマンゴー市場に商品が並び始めるのは5月末からだ。卸売業者や供給業者は6月中も活発に活動している。

□市場の特徴
完熟マンゴーが豊富に出回ると、市場は緑と黄色、そして完熟マンゴーの緋色が混ざったような色に変化し、マンゴー好きにはたまらない光景となる。

「シーズンには専門業者が100台以上のトラックで買い付け、全国に流通させます。この市場では、1日最大4千万個のマンゴーを販売しています。毎日、大小約250のマンゴー問屋がここに店を開きます」
市場で販売するバルカト・アリさんは言う。

「市場ではヒムシャゴール、ゴパルボグ、ファズリー、レングラ、フォリア、ボムバイなど、どの産地のマンゴーでも美味しいマンゴーが入手できます」
ラジシャヒ在住のマシュヒク・カーンさんは、ヒムシャゴールとして知られるキルサパットが一番美味しいと述べた。

マンゴーは市場だけでなく、近くにある複数の農園を直接訪問して、購入することもできる。

□覚えておくこと
チャパイナワブゴンジ県には、質の高いホテルが多数ある。だが、より良い選択肢を求めるなら、ラジシャヒに行くべきだ。ホテル、リゾート、レンタカー、その他の費用は時間と共に変動する。そのため、現地へ行く前に現在の運賃を把握し、全体の費用やその他の事実を確認する必要がある。

今年は気温や降水量などの影響で、生産農家は苦しんだ。また、カンサット市場の売上が例年の半分程度のため、地元の人は不満に思っている。

チャパイナワブゴンジ県のマンゴー農家Mdアブドゥル・モティンさんは、最近の悪天候で少なくとも生産量の40%が失われたと述べた。

Bangladesh News/Financial Express Aug 21 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/national/kansat-the-largest-mango-market-in-bangladesh-1661078862
翻訳編集:吉本

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