【The Daily Star】チャトグラム(チッタゴン)港は2021年のコンテナ取扱量において、前年より3ランクアップ、世界64位となった。

港湾と海運に関する世界最古の専門誌ロイズリストの最新の「世界の港100選2022年版」が18日、2021年の世界のエリート港湾施設の年間コンテナ処理能力の数字を集計して発表された。

前年の2021年版では、7年連続ランクアップしていたチャットグラム港が9ランク下がり、67位となっていた。

最新版によると、チャットグラム港は2021年に合計321万4548TEU（20フィート換算単位）のコンテナを処理、前年の283万9977TEUから13.2%増加した。

同港は2020年版ランキングで58位、2019年版で64位、2018年版で70位、2017年版で71位、2016年版で76位、2015年版で86位、2014年版で87位だった。

今年のランキングにおけるチャットグラム港のポジションについてロイズリストは、「港の容量規制限が指摘されていたにも関わらず、見事な処理能力数を記録して復活した」と述べた。

ロイズリストは、2021年は世界の港でコンテナ処理は加速したがコロナ禍の低迷からの回復には代償が伴うとし、さまざまな港で混雑による混乱が数量回復に影を落としたと述べた。

チャットグラム港湾局（CPA）のMシャジャハーン会長は、昨年のコンテナ取扱量は前年比13％増で、これは対外貿易がパンデミック後に元の軌道に戻ったことを意味すると述べた。

また、昨年は49％の船舶が到着してすぐ停泊できるなど、コンテナや船舶の混雑がなかったため、このような成長を遂げることができたとし、主にすべての関係者から全面的な支援があったことで実現できたと述べた。

チャトグラム港は国内の総コンテナ処理量の98％を処理、残りはモングラ港が扱う。

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チャトグラム港世界64位に