ペイラ港 石炭輸入で活気

ペイラ港 石炭輸入で活気

【The Daily Star】国内第3の海港ペイラ港では、隣接するペイラ火力発電所(1320MW)向けの石炭の輸入が徐々に増加している。

2016年後半の運用開始以来、ペイラ石炭火力発電所は、南海岸のポトゥアカリ(Patuakhali)県にあるペイラ港の主要ユーザーとなっている。一方、同港ではまだ輸出は始まっていない。

ペイラ港湾局(PPA)によると、サポート桟橋を設置したため、来月には食用穀物などの輸入品の取り扱いが増加するという。また、最初のターミナル建設が始まり、来年6月には完成すると、PPA会長のモハマッド・ソヘイル少将は述べた。

その他、6車線の連絡道路やインフラ建設も進行中で、これらの開発プロジェクトの総費用は約450億タカ(675億円)に上るとした。

「さらに、来月にはラブナバド水路の浚渫を開始する予定です」
ソヘイル氏は電話取材に答えた。

政府はペイラ港湾局法に基づき、ペイラ深海港の建設に着手した。工事はシェイク・ハシナ首相立会いの下、2013年11月に開始。マスタープランはオランダのコンサルティング会社Royal HaskoningDHVの協力を得て、政府が策定した。

PPAは、HR Wallingfordの実現可能性調査に従い、港を段階的に開発中だ。調査報告書ではペイラ港を19項目の様々な構成要素に分類。そのうち12項目を船舶省が、7項目を他の省庁が実施することになっている。

ペイラ港は開港から2018年頃までは複数の輸入貨物を扱っていたが、バングラデシュー中国電力会社が石炭の輸入を開始した2019年以降、石炭輸入がペースを増していると港湾関係者。だが、必要なインフラ設備が整っていないため、まだ完全稼働はしていない。

ソヘイル氏は現在、3万トンの貨物を積んだ船舶が桟橋に接岸できるとした。

関係者によると、それ以上の船舶はまだサポート桟橋に到着しておらず、もし入港すれば、外側停泊地で処理される必要があると述べた。

ソヘイル氏は、港の水路は非常に安定しており、沈泥の量はごくわずかなことが判明したとし、浚渫完了後、5万トンの船舶が桟橋に接岸できるようになると述べた。また、来年の9月には満潮時の喫水が13メートル程度になる予定だとした。

「間もなく、肥料の取り扱いを始める予定です」

さらに、ペイラ港は首都であり経済の中心地であるダッカから距離があり、工業地帯が隣接していることから、この港はビジネスの目的地となるだろうと述べた。

Bangladesh News/The Daily Star Sep 13 2022
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/coal-import-fuels-payra-port-activities-3117911
翻訳編集:吉本

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