米国向け衣料品輸出急増

米国向け衣料品輸出急増

【The Daily Star】繊維・アパレル庁(OTEXA)のデータによると、米国の消費者の間でバングラデシュ製衣料品に対する需要が高まっているため、1ー7月の対米衣料品輸出額は前年同期比54.43%増の57億1000万ドル(8247億円)に上った。

2021-22会計年度(21年7月~22年6月)のバングラデシュの対米輸出額全体は104億1000万ドル(1兆5034億円)に達し、そのうち約90億1000万ドル(1兆3012億円)が衣料品だった。

米国の1-7月期のアパレル関連全体の輸入は、前年同期比で39.06%増加した。

中国は依然として米国のアパレル製品のトップ供給国であり、1ー7月期の中国からの輸入額は前年同期比40.01%増の127億9000万ドル(1兆8472億円)を記録した。

同時期、米国のベトナムからの輸入は前年同期比35.30%増の109億1000万ドル(1兆5756億円)に達した。

インドネシア、インド、カンボジア、韓国、パキスタンなど他の輸出上位国も、米国への輸出を大きく伸ばした。

米国の輸入急増の背景にあるのは、コロナパンデミックからの回復が進んでいることと、購買意欲の増加による小売業の売上増だ。

だが、歴史的なインフレ水準、FRBの金利引き上げ、予測外の経済成長の下降、国内で予想される不況などにより、2022年第4四半期は上昇傾向が持続しないかもしれないと、衣料品輸出業者は述べた。また、今年の異常に長い夏も冬物衣料品に影響を与える可能性があるという。

「しかし、バングラデシュの輸出は2022年8月まで著しい成長を維持したことが確認されています。これは米国のバングラデシュからの輸入が9月までプラス傾向を維持していることを示しています。その後、経済の混乱や過剰在庫などから小売販売が慎重になり、失速する可能性があります」

Bangladesh News/The Daily Star Sep 29 2022
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/garment-exports-us-surge-3130501
翻訳編集:吉本

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