セーターを主要輸出品に

セーターを主要輸出品に

【The Daily Star】気温の上昇、中国から注文の移転、ファッションの変化などで、バングラデシュは近年、セーターの一大生産国となっている。

かつては欧米の消費者は冬にしかセーターを着なかったが、今ではファッションアイテムとして一年中薄手のセーターを着る。また、気候変動で多くの寒い国で気温が上昇、厚手のセーターの需要が減り、薄手のセーターの消費が増加した。

オフィスワーカーもカジュアルドレスとして利用するなど、欧米の消費者は、厚手より薄手のセーターを好むようになってきている。

ファッショントレンドの変化もあり、セーターの需要は世界的に高まり、今では全天候型のファッションアイテムになってきた。

一方、生産工程の複雑さや生産コストの高さ、熟練工不足などで、中国メーカーがセーター生産に興味を示さなくなったという動きもある。

現在、バングラデシュは軽量セーターの主要サプライヤーであり、国際的な小売業者やブランドから多くの注文を受注している。

実際、セーター輸出額は伸びている。

バングラデシュ衣料品製造輸出業者協会と輸出振興局のデータによると、昨2021-22会計年度のセーターの輸出は前年度比39.25%増の56億4000万ドル(7858億円)で、衣料品輸出総額426億1000万ドル(5兆9365億円)の13.23%を占めた。

1000億ドル以上の世界のセーター市場でのシェアを上げるため、国内企業は生産能力を拡大するために投資を行っている。

Bangladesh News/The Daily Star Nov 14 2022
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/sweater-next-big-item-apparel-export-basket-3168586
翻訳編集:吉本

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