【Financial Express】世界的な衣料品需要の減少により、世界の衣料品バイヤーによる発注の低迷が続いている。
だが、世界貿易機関(WTO)が発表しているデータは、バングラデシュ産衣料製品の世界市場シェアは、2020年の6.26%から2021年には8.0%に上昇すると予想した。
バングラデシュ衣料品製造輸出業者協会(BGMEA)のファルク・ハッサン会長は20日の記者会見で、「2022年にはさらに上昇するでしょう」と述べた。
一方、主要市場が高インフレのため、それぞれのバイヤーからの仕事の注文がまだ少ないとした。BGMEAは昨年7月、約20%の受注が減少したと発表している。
先週ダッカで開催された「メイド・イン・バングラデシュ(MIB)ウィーク」には、多くの新しいバイヤーやその代表者が訪れた。今月、日本の大手小売業者ユニクロの幹部が首相と会談したことも、何らかの良い結果をもたらすだろうとハッサン氏。
また、需要が減速する中、バングラデシュ以外の主要衣料品生産国の輸出もここ数カ月伸びていないとしたうえで、注文がバングラデシュから他の国へ流れていることはなく、信用状の発行にも問題はないと述べた。さらに、電力事情も良くなり、ガスの供給も間もなく改善されるとした。
「前途は明るいと思います」
ハッサン氏は、衣料品産業のブランド化により重点を置いているとし、この取り組みで国内により多くの仕事を発注することができるようになるだろうと述べた。
また、BGMEAがMIBウィークを開催したのは、国内の衣料品産業の強みや能力、優れた事例を紹介し、ブランド化するためだとした。
ブランド化の一環としてハッサン氏は、BGMEAは、来年1月17日からインドで開催される「国際T20 ODI車椅子トーナメント」、12月に韓国で行われる「世界ミスユニバーシティ平和ページェント」、マンチェスター博物館の国内リキシャ展示会の3つのグローバルイベントのスポンサーを務めると述べた。
Bangladesh News/Financial Express Nov 21 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/bgmea-upbeat-about-rmg-success-despite-drop-in-work-orders-1668999226
翻訳編集:吉本