ジャージ売り上げ急増

ジャージ売り上げ急増

【The Daily Star】バングラデシュでは生活費が高騰しているにもかかわらず、FIFAワールドカップ2022が始まったことで贔屓チームのジャージの売り上げが急増している。

20日、4000キロ離れたカタールで開幕したこの4年に一度の大会にバングラデシュ代表チームは参加していないが、国内には熱狂的なサッカーファンは少なくない。

出場する贔屓チームのジャージを手に入れようと、全国の小売店に大勢の人が押し寄せた。

マスダール・ラーマンさん、トゥヒン・イスラムさん、ディパン・ビスワスさんの3人は、ジャージを買うためにグルシャンのソモベイ・ツインタワーズ市場に出かけた。

ブラジルチームのファンであるラーマンさんは2歳の息子にジャージを買った。アルゼンチンチームのファンであるイスラムさんは自分用、6歳の息子用、弟用のジャージを1着ずつ購入した。

同じくブラジルのファンであるディパンさんは自分用に1着購入した。

ラーマンさんやイスラムさんはシャツの背中に息子の名前をプリントしてもらい、それぞれ80タカ(110円)を支払った。

この3人は贔屓チームのジャージを購入した何十万人ものサッカーファンの1人だ。

実際、市内や他の地域から小売業者や卸売業者が自分や店頭用のジャージを買いに来ており、グルシャン全体がお祭り騒ぎになっている。

マウラナ・ボシャニ・ホッケースタジアム市場やソモベイ・ツインタワーズ市場、ホール市場、ボンゴバザール市場には、300~350の小売店や卸売店がある。

業者によると、アルゼンチンやブラジルチームが最も人気があり、全体の90%近くを占めている。

その他、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、イングランド、オランダ、クロアチアチームのジャージも売られている。

マウラナ・ボシャニ・ホッケースタジアム市場にあるパシフィック・スポーツのMdアルタフ・ホサイン社長は、マーケットに押し寄せる客を目の当たりにしているという。

「お客さんの入りは私たちの予想をはるかに超えています。だから、売れ行きも好調です」

ホサイン氏はチームジャージを1200タカ(1654円)、ファンジャージを1千タカ(1378円)で販売している。

シラジゴンジ県のムクタプラザにあるケラーブボンの経営者Md ラキブル・ハッサン・ウッザルさんは16日にダッカへやってきて、ツインタワー市場でジャージを購入した。
「北部地方の県でもジャージの販売は本格的に始まっています」

ソモベイ・ツインタワーズ市場にあるスポーツセンターの経営者オマール・チシュティ・サニーさんは、仲間の業者とともにジャージを輸入している。

サニーさんによると、ジャージは主に中国とタイで製造されている。一方、Tシャツのほとんどは中国から持ち込む。

ジャージにはホーム用、アウェイ用、練習用の3種類があるが、ホーム用ジャージは他の2種類に比べて需要が高いという。

バングラデシュスポーツ用品商社輸入協会のMシャミム・ホサイン・パトウォリ会長は、国内で作られたジャージの需要が非常に高まっていると述べた。

というのも、ドル危機が続いているため、ほとんどの業者がジャージ輸入のための信用状(LC)を開設することができないからだ。

ロシアーウクライナの戦争が始まって以来、25%も減少した外貨準備高を節約するため、政府は必需品でないものや贅沢品の輸入を制限している。

LCが開設できないので、ジャージも需要に応じて輸入できない。そのため、商人らは国内サプライヤーに頼らざるを得なかった。

一方、パトウォリさんのように、ドル危機が始まる前にLCを開設してジャージなどのスポーツ用品を購入した商人もいる。

路上販売業者やネット販売業者もサッカーチームのジャージを売っている。

オンラインでジャージを販売するミルプールのソシオスポーツのサッビール・ホサイン部長は、あらゆる種類のジャージに需要があるという。中でも、350~550タカ(482~758円)のジャージは需要が高い。

ホサインさんはここ数週間、毎週200~250着の受注があると述べた。

Bangladesh News/The Daily Star Nov 21 2022
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/jersey-sales-surge-football-fever-grips-fans-3174971
翻訳編集:吉本

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