【The Daily Srar】世界経済の下降傾向の中、海外貿易が徐々に減速していることを反映して、チャットグラム港を通過する輸出入コンテナは前年10月比、9月比ともに減少した。
一方で輸出用コンテナは増加、輸入用コンテナは減少した。
10月までの過去10カ月間、輸出用コンテナは前年同期比10.46％増、合計69万4176TEU(20フィートコンテナ換算単位)が同港経由で出荷された。
輸入コンテナは前年同期比3.81％減、合計115万5868TEUが同港経由で陸揚げされた。
船会社が作成したデータによると、10月にチャットグラム港を経由して出荷された輸出用コンテナは9月比で7％減、5万9331TEUだった。8月は7万5697TEU、昨年10月は7万270TEUだった。
10月の輸入用コンテナは9月比で約4％減の9万7538TEUだった。8月は11万4920TEU、昨年10月は12万4659TEUだった。
チッタゴン商工会議所（CCCI）のマフブール・アラム会長は減少の理由について、輸出注文が徐々に減少していること、政府が高級品の輸入を控える措置をとったことを挙げた。
また、今年初めに始まったロシアｰウクライナ戦争以来、世界のサプライチェーンが混乱に直面したことで世界経済が下降傾向となったことを反映していると述べた。
バングラデシュ衣料品製造輸出業者協会（BGMEA）のラキブル・アラム副会長は、輸出先の消費者がインフレと経済不安のために衣料品の購入を減らしたことで、ここ数カ月の輸出量が減少したと述べた。
また、受注が少ないため、ほとんどの工場は稼働を30～40％短縮しているとし、以前は毎月少なくとも金曜日のうち2回は工場が稼働していたが、今ではすべての工場が金曜日は完全休業にしているとした。
輸出注文が徐々に減少しているため、出荷量は今後数カ月は減少傾向に直面し続けるだろうとの見解を、アラム氏は示した。
Bangladesh News/The Daily Star Nov 22 2022
https://www.thedailystar.net/business/economy/industries/ports-and-shipping/news/ctg-port-container-movement-falls-october-3175741
翻訳編集：吉本