【The Daily Star】11月29日から12月1日に予定されていたハシナ首相の日本への公式訪問が延期されることになった。
シャリア・アラム外務担当国務相は、環太平洋インド洋協会(IORA)閣僚級会合出席のためダッカを訪れた武井俊輔外務副大臣との二者会談後、記者団に述べた。
新しい日程は間もなく決定となり、後日発表されるとした。
武井氏は記者団に対し、会談は「適切な時期に」予定されると述べた。
シャリア氏は、両国は訪日中に署名される多くの協定やMoUの準備を行っていると補足した。
別の記者会見で訪問が延期された理由を尋ねられたAKアブドゥル・モメン外相は、現在日本ではわずか1カ月の間に3人の大臣が辞任するなど複数の政治的問題があり、さらに新型コロナ感染率が上昇しているという状況もあるとした。
「そのため、私たちは状況を見守っているところです」
伊藤直樹駐バングラデシュ日本大使はこれより以前、両国関係を戦略的なレベルまで持って行きたいと話していた。
関係者は、両国は防衛協力のための複数の文書作成にも取り組んでいるとした。
武井氏との会談についてシャリア氏は、ミャンマーの法と秩序の悪化について説明し、ロヒンギャ送還や難民の人道的活動のためにより大きな支援を求めたと述べた。
また、日本はバングラデシュにとって非常に信頼できる友人であり、アライハザールの日本経済特区は間もなく稼働予定だとした。
さらに、マタルバリに建設予定だった石炭を燃料とする発電所計画が中止となったため、代替燃料による新しい発電所を支援するとの話があったとした。
2018年の選挙に関する伊藤直樹大使の最近の発言について何か話し合ったかと聞かれたシャリア氏は、選挙は内政問題だとやんわりと釘をさしたと述べた。
Bangladesh News/The Daily Star Nov 25 2022
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/diplomacy/news/pms-japan-visit-be-rescheduled-3178781
翻訳編集:吉本