予算支出の伸び率鈍化

予算支出の伸び率鈍化

【Financial Express】公式統計によると、昨2021-22会計年度(FY22)、政府の予算支出の伸びは主に様々な緊縮財政とコロナ関連の需要減少で驚異的に鈍化、財政赤字の縮小につながったことが明らかになった。

24日に発表された数字によると、政府はFY22の予算を6兆300億タカ(7.9兆円)としていたが、実際の支出額は4兆8100億タカ(6.3兆円)だった。

FY22の補正予算はFY21より多い2000億タカ(2624億円)だった。

予算支出は国の国内総生産(GDP)に影響を与える。支出が広がるということは、GDPを上げ、貧困率が下がるということだ。

一方、予算支出率の悪さから財政赤字はGDP比2.67%と近年まれに見るほど縮小した。昨年は3.66%だった。

財政局の幹部は、この赤字の原因は開発と運用の両面がうまくいっていないことだとし、運用費もこの間減少しているとした。

また、2020年3月のコロナウイルス発生以来緊縮財政が続いているうえ、オミクロン変種が流行したため、需要の面でも良くなかったと指摘した。

「コロナ規制による需要不振とともに、旅行支出の急激な絞込みがありました」

FY22の開発費は2兆3700億タカ(3.1兆円)だったが、支出額は1.7兆タカ(2.2兆円)だった。このうち、年次開発予算(ADP)規模は1兆2500億タカ(1.6兆円)で、支出額は1兆6400億タカ(2.2兆円)だった。

FY22の運用支出規模は3兆6100億タカ(4.7兆円)で支出額は3兆500億タカ(4兆円)だった。

一方、FY22は穀物市場を安定させるためのもう一つの支出、食糧勘定への支出があり、これは1000億タカ(1313億円)を超えた。

政府の総収入は3兆3700億タカ(4.4兆円)で、国家歳入庁(NBR)の財源は2兆9400億タカ(3.9兆円)に達した。その他の金額は非NBRおよび税外収入からだった。

だが、赤字またはギャップは1兆4400億タカ(1.9兆円)あり、そのほとんどは銀行システムからの借入金で賄われた。

公式統計によると、政府はFY22に銀行から7550億タカ(9913億円)以上の借入れを行った。これは借入れが3260億タカ(4280億円)だったFY21の2倍以上だった。

Bangladesh News/Financial Express Nov 28 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/govts-budget-spending-growth-slows-in-fy-22-1669603511
翻訳編集:吉本

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