リサイクル衣料品製造希望

リサイクル衣料品製造希望

【The Daily Star】世界的に需要が高まっているとして、バングラデシュ衣料品製造輸出業者協会(BGMEA)は廃品を輸入し、リサイクル衣料品を作りたいと考えている。

中国に次ぐ世界第2位のアパレル輸出国であるバングラデシュでは、国内製造業者が廃品をあまり利用しないため、非公式ルートで出荷している。

だが、衣料品サプライチェーンが環境に与える影響に対する消費者意識の高まりから、リサイクル品に対する需要は世界的に高まっている。

BBCの記事によると、ファッション業界は全世界の温室効果ガス排出量の10%を占め、繊維製品の生産だけで、毎年12億トンの温室効果ガスを大気中に放出しているという。また、世界の廃水の20%に責任を負う立場だ。

一方、リサイクル衣料品は、生産に伴う水やエネルギー消費が少ないため、環境を守ることができる。

「私たちはスクラップジュートを使った衣料品を輸出していますが、環境を保護するために廃品を輸入して衣服を作る時代が来ているのです」
BGMEAのファルク・ハッサン会長は、ダッカのホテルインターコンチネンタルで行われたメイド・イン・バングラデシュウィークの記者会見で述べた。

また、工場への電力供給は最近かなり改善されたが、ガス危機はまだ残っているとした。

チャトラグム港での待ち時間については、効率化を背景に2日に短縮されたとし、ハズラット・シャージャラル国際空港での貨物スキャニングの効率もかなり改善されたとした。

また、今年のメイド・イン・バングラデシュ・ウィークで、以前はほぼゼロだった中東の小売業者やブランドが43社参加したことは、かの地がバングラデシュの主要輸出先になることを証明したと述べた。

さらに、アジア市場が、アパレル輸出業者にとってもう一つの主要輸出先になるとした。

バングラデシュは2030年までに1000億ドル(13兆8645億円)の衣料品輸出を行い、世界でのシェアを現在の6.26%から14%に引き上げたいと考えている。

BGMEAはこの目標達成のためのロードマップを作成した。

Bangladesh News/The Daily Star Nov 27 2022
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/bgmea-wants-import-scrapped-clothes-3180286
翻訳編集:吉本

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