【Financial Express】待望の国内初メトロ鉄道の運行準備が整い、第1期分のウッタラからアガルガオまで今月最終週に開通する見込みとなった。
「あらゆる種類の工事を終え、現在、最終的な準備が本格的に進行しています。私たちは首相の都合により、今月最終週までに運行サービスを開始する予定です」
ダッカ大量高速輸送社(DMTCL)のMANシディック社長は、日本国際協力機構(JICA)とメトロ鉄道展示情報センター(MEIC)が共同開催したプレスツアーで、ジャーナリストらに大量高速輸送システムMRT6号線の最新情報を説明しながら述べた。
プレスツアーにはプロジェクトディレクターのMdアフタブディン・タルクダー氏が参加、JICAバングラデシュ事務所の市口智秀所長がスピーチを行った。
シディック氏は、現在、システムトライアルやサービストライアルを行っているが、サービス開始に先立ち、12月18日から空走(乗客のいない状態での移動)を行うと述べた。
「合計で12編成の電車が運行可能ですが、最初は10編成各6両で運行し、残りの2編成は運行中の電車が何らかの問題や技術的欠陥に直面した場合に備えて待機させます」
「当初、電車は乗客数を限定して特定の時間だけ運行します。運行間隔も長くなりますが、サービスは国際標準に準拠し、開始後2、3カ月で完全運行を開始する予定です」
また、MRT6号線は2023年12月にはモティジールまで、2025年6月にはコムラプールまで延伸すると述べ、ウッタラ北駅からアガルガオ駅まで20分、コムラプール駅まで40分で到着するとした。
JICAの市口氏は、今年MRT6号線が運行を開始することは、バングラデシュと日本の関係50周年の大きな到達点となると述べた。
また、メトロ鉄道はダッカの交通渋滞や環境汚染をより大規模に軽減する上で極めて重要な役割を果たすと同時に、女性にとっても安全な移動環境を提供することになるとした。
その後、記者団はウッタラ北駅に案内され、関係者から実際にメトロ鉄道に乗車するまでの説明を受けた。
プログラムの冒頭では、メトロ鉄道プロジェクトに関する2本のドキュメンタリー映画が上映され、電車の乗り方や駅でのマナーなどが紹介された。
Bangladesh News/Financial Express Dec 13 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/national/metro-rail-expected-to-open-in-last-week-of-dec-1670842927
翻訳編集:吉本