【The Daily Star】カルナプリ(Karnaphuli)グループの子会社フィーダー船*運航会社のHR Linesは2隻のコンテナ船を追加、運航能力を拡大する。
国内でコンテナ船を所有する唯一の企業カルナプリグループの幹部は24日、1100TEU(20フィートコンテナ換算)の HR Turagと1700TEUのHR Baluを船隊に追加すると述べた。
これにより、同社が所有するコンテナ船は8隻に、合計積載能力は1万1840TEUとなった。
HR Linesは現在、チャットグラムーシンガポールーポートクラン便と、チャットグラムーコロンボ便の2つのライナーサービスを運営している。
定期船輸送に関するインターネットサイトAlphalinerによると、HR Linesは現在、世界のコンテナ運送業者上位100社の中で74位にランクされ、南アジアで最大のコンテナ船会社となっている。
HR Linesが運航する8隻は、現在チャトグラムと4つの積み替えハブ、コロンボ、シンガポール、マレーシアの2港(ポートクランとタンジュンペレパス)間で運航されている60~65隻の船舶の1つだ。
バルクキャリアやコンテナ船を含むバングラデシュ所有の外航船総数は、1年前の80隻から2022年末に91隻に増加した。
商船局 (MMD) によると、1月さらに2隻のバングラデシュ籍船が追加され、その数は93隻に増えた。今回さらにHR Linesが2隻のコンテナ船を追加したことで、その数は過去最高の95隻となった。
市場関係者によると、カルナプリグループは2隻の中古船を購入するため、25億タカ(30.7億円)を投資、Maersk LineとSITC Container Linesの2つの海運会社と契約を締結した。
HR LinesはHR Turagをチャットグラムーコロンボ便に配備する予定で、これにより、平均週3便の運航が可能になる。
カルナプリグループのハムダン・ホサイン・チョードリー社長は、HR Baluをチャットグラムーシンガポール便でシャトルサービスとして使うことを計画していると述べた。
国内企業の多くは外国の船会社に依存しているため、HR Linesは、海運コストが高騰する中、外貨支出を減らすために国内艦隊の拡大を図っている。
また、少なくとも1隻の船舶をチャットグラム港にほぼ毎日停泊させ、コロンボ、シンガポール、ポートクランのいずれかに向けて出航することを目指している。
「今年中にさらに船舶を追加する予定で、これにより、チャットグラムを主要な積み替えハブとして、接続するフィーダーサービスのさらなる強化とアップグレードが容易になります。当面の目標はチャットグラムと各ハブ間の総貿易量の50%以上を運ぶことです」
チョードリー氏は述べた。
*フィーダー船:母船のコンテナ船が直接寄港する主要港とそれ以外の港を結ぶ小型のコンテナ船
Bangladesh News/Financial Express Jan 24 2023
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/hr-lines-adds-two-more-container-vessels-fleet-3228746
翻訳編集:吉本